ブリュイエール=エ=モンベロー(Bruyères-et-Montbérault)

2025年5月22日(木)、二番目に訪れたのはBruyères-et-Montbérault、Église Notre-Dame de Bruyères-et-Montbéraultです。

ここは、外部では翼廊と後陣の彫刻が素晴らしいです。内部では鐘の礼拝室とクワイヤに興味深い柱頭があります。

目次

1. Bruyères-et-Montbérault .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観 .
5. 内観(鐘の礼拝室) .
6. 内観(クワイヤ) .

1. Bruyères-et-Montbérault

ブリュイエール=エ=モンベロー(Bruyères-et-Montbérault)は、オー=ド=フランス地域圏エーヌ県にあり、県都ラン(Laon)の約4km南東に位置します。

教会は、村の中心にあります。

南東側外観

2. 概要

教会の中にリーフレットがありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

ロマネスク教会:11世紀後半に建設されたのは、三後陣(その外部はフリーズと彫刻で豊かに装飾されている)、鐘の礼拝室、鐘楼における下から二番目の層、聖十字架礼拝室である。
12世紀に建設されたのは、身廊である。

ゴシック様式部分:聖トロンサン礼拝室は15世紀に遡る華麗な装飾である。聖母礼拝室の建設は1683年8月1日に完了した。

19世紀の改修:1804年以降、北側廊は聖アンナ礼拝室とラ・ブラヴィエール礼拝室に取って代わった。南側廊と同様の様式で建設された。1849年、木製天井が石膏製に置き換えられた。

この後も、リーフレットを引用する時に太字で書きます。

3. 平面図

リーフレットによる平面図です。東が上です。

リーフレットより

A) 聖トロンサン礼拝室
B) 聖十字架礼拝
C) 後陣
D) 鐘楼
E) 聖母礼拝
F) 本堂と北側側廊
G) 西ファサード

4. 外観

翼廊と後陣の軒下は、フリーズと彫刻で豊かに装飾されています。

南翼廊

持ち送りは、人物、幻想的な生き物、怪物のような顔などが並んでいます。

南翼廊

怪しげな面々。

南翼廊

東に行きます。

東側外観

後陣の柱頭も素晴らしいです。

後陣の柱頭

5. 内観(鐘の礼拝室の柱頭)

教会の中に入ります。

身廊にて東を向く

鐘楼の最下層部分(平面図で「2」と示されている位置)に、鐘の礼拝室があります。

鐘の礼拝室は、11世紀後半に建設されました。

そこには、物語性のある柱頭があります。

しゃがみ込んだ女性が新生児を抱きしめている。二匹の野獣がこの弱々しい生き物を食い尽くそうとしているようだ。(『ヨハネの黙示録』11:19〜12:10「太陽をまとう女」)

『ヨハネの黙示録』12章
1: また、天に大きなしるしが現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。
2: 女は身ごもっていたが、子を産む痛みと苦しみのため叫んでいた。
3: また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、火のように赤い大きな竜である。これには七つの頭と十本の角があって、その頭に七つの冠をかぶっていた。
4: 竜の尾は、天の星の三分の一を掃き寄せて、地上に投げつけた。そして、竜は子を産もうとしている女の前に立ちはだかり、産んだら、その子を食べてしまおうとしていた。
5: 女は男の子を産んだ。この子は、鉄の杖ですべての国民を治めることになっていた。子は神のもとへ、その玉座へ引き上げられた。
6: 女は荒れ野へ逃げ込んだ。そこには、この女が千二百六十日の間養われるように、神の用意された場所があった。
7: さて、天で戦いが起こった。ミカエルとその使いたちが、竜に戦いを挑んだのである。竜とその使いたちも応戦したが、
8: 勝てなかった。そして、もはや天には彼らの居場所がなくなった。
9: この巨大な竜、年を経た蛇、悪魔とかサタンとか呼ばれるもの、全人類を惑わす者は、投げ落とされた。地上に投げ落とされたのである。その使いたちも、もろともに投げ落とされた。
10: わたしは、天で大きな声が次のように言うのを、聞いた。「今や、我々の神の救いと力と支配が現れた。神のメシアの権威が現れた。我々の兄弟たちを告発する者、/昼も夜も我々の神の御前で彼らを告発する者が、/投げ落とされたからである。
鐘の礼拝室の柱頭

6. 内観(クワイヤ)

クワイヤの天井は、12世紀初めのリヴ・ヴォールトです。キーストーンには板を持つ修道士が彫られています。

交差部にて東を向く

クワイヤの北壁に盲アーケードがあり、美しい柱頭が並んでいます。

クワイヤの北壁

柱頭のひとつには、翼を広げた鷲と男女の顔が彫られ、アバクス(柱頭の上に置かれてアーチを支える部分)に文字が刻まれています。

HVIOBERTVSの署名入り柱頭(11世紀?)

HVIOBERTVS は、この柱頭を彫刻した親方の名前かもしれません。

クワイヤの柱頭

Église Notre-Dame de Bruyères-et-Montbérault。外部では翼廊と後陣の彫刻が素晴らしいです。内部では鐘の礼拝室とクワイヤに興味深い柱頭があります。

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