ヨ(Llo)

2025年8月3日(日)、二番目に訪れたのはLlo、Sant Fruitós de Lloです。

ここは、南扉口と後陣の装飾が良いです。

教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。

目次

1. Llo .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観(南側) .
5. 外観(東側) .

1. Llo

ヨ(Llo)は、オクシタニー地域圏ピレネー=オリアンタル県にあり、県都であるペルピニャンの約70km南西に位置します。

教会は、集落の南西端にあります。

南西側外観

2. 概要

教会の外に案内板がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

  • 現在の建物は12世紀後半に建てられたものとされる。五つの側礼拝室はそれより後世のもので、18世紀に増築されたものである。
  • この教区は839年に初めて言及され、その後9~10世紀のラ・セウ・ドゥルジェイ(Seu d’Urgell)の奉献文書において「アローネ(Allone)」という形で記されている。

この後も、案内板を引用する時に太字で書きます。

3. 平面図

案内板による平面図です。東が右です。

案内板より

12世紀後半に建てられた当時は、単身廊に半円形の後陣でした。

南北の五つの側礼拝室は、18世紀の増築です。

4. 外観(南側)

南に行きます。

南側外観

道路や集落のある北側ではなく、南側に主扉口があります。

単身廊に半円形の後陣、そして南側に主扉口があるロマネスク教会は、スペインで多くみられます。

白い大理石の扉口は最も重要な要素であり、張り出した巨大な構造物に守られている。この扉口は、スペインのリポイ(Ripoll)修道院出身の彫刻家の作品とされており、その彫刻家はセルダーニュ(Cerdagne)地方、特にイクス(Hix)でその才能を発揮するために訪れたとされる。

ロマネスク時代には彫刻の親方が建築の棟梁も務めることが多かったようですから、この教会はスペインの親方が建てたと言って良さそうです。

扉口をみます。

南扉口

アーキヴォルトには、幾何学模様、巻き貝、人間の頭、獣の頭、怪物の頭、有翼の生き物などが彫られているようです。

南扉口

柱頭には、パルメットが彫られています。イクス(Hix)の窓を思い出します。

柱頭のあいだには、人間、動物または怪物の頭部が彫られています。

南扉口

5. 外観(東側)

東に行きます。

北東側外観

後陣の軒下には、イクス(Hix)のような、鋸歯状の帯装飾と持ち送りがあります。

後陣

後陣の窓をみます。

後陣の窓

アーチの頂部には雄牛の頭部が彫られています。

後陣の窓

怪物の頭部も彫られています。南扉口の彫刻に似ています。

後陣の窓

Sant Fruitós de Llo。南扉口と後陣の装飾が良いです。

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