2019年9月の旅行七日目、三番目の目的地はVielha。ゴサック(Gausac)から南に約1km、車で約4分の道のりです。
ビエジャ(オック語でVielha、カタルーニャ語でViella)はアラン谷の政庁所在地で、人口は約4000人、標高974メートル。2000メートル級の山々に囲まれ、ガローナ川(フランス語ではガロンヌ川)とネレ川とが接する地点です。(Foment Torisme Val d’Aranのウェブサイトより)
駐車場に車を停め、目指したのは Sant Miquèu de Vielha。
町の中心にあります。

北扉口が主扉口ですが、ガッチリ閉まってます。
こういう大きい町の大きい教会って、きっと開いていると思ったのに、残念。
〜2025年8月更新〜
2019年9月は教会が閉まっていたので、私は2025年8月16日に再訪しました。最後⬇️に、再訪時の写真を載せてページを更新します。
フロアプラン付き案内板がありました。

案内板によると、15世紀から17世紀に改築されたロマネスク聖堂で、14世紀の「最後の審判」を描いたゴシック様式の扉口、15世紀から16世紀の鐘楼、12世紀のロマネスク様式のイエスの彩色胸像、ロマネスク様式の洗礼盤、15世紀のゴシック様式の祭壇画、17世紀の壁画があります。
その、12世紀のイエスの胸像というのは、十字架降架を描いた彫刻群の一部と考えられています。教会の中にあるんですが、閉まっていたので残念ながら見られませんでした。
〜2025年8月更新〜
2019年9月は教会が閉まっていたので、私は2025年8月16日に再訪しました。最後⬇️に、再訪時の写真を載せてページを更新します。
気を取り直して。見学続行です。
裏にまわって、教会の南側の様子は、こんな感じ。

北側に戻って、ナルテックスを見ます。

扉の上の装飾は14世紀のゴシック様式で「最後の審判」の図。

飛んでる人たち、細かく描き分けられています。


柱頭が印象的


いちばん端の柱頭が、気になります。


人の頭らしいものが三つ、目らしいものが四つ、興味深い表現です。
西側の柱頭の隣には、ロマネスク様式の磔刑像が。

ゴシック様式の教会に改築される前、ロマネスク様式の教会のティンパヌムだった磔刑像。今はゴシック様式の扉口の隣に置かれています。
Sant Miquèu de Vielha、教会の中にはロマネスク様式のイエスの胸像や洗礼盤があり、教会の外には以前はティンパヌムを飾っていた磔刑像があります。ゴシック様式の北扉口が印象的。
〜2025年8月更新〜
2019年9月は教会が閉まっていたので、私は2025年8月16日に再訪しました。再訪時の写真を載せつつ、ページを更新します。
2025年、教会は毎日昼休みなく開いていました。

私の目当ては、イエスの胸像です。

案内掲示によると、このイエスの胸像は、もともとは Sta. Maria de Mijaran 教会に安置されていました。(同教会はスペイン内戦中に取り壊されました。)1936年に略奪され、スイスで発見された後、1940年になってようやくアラン谷に戻ってきました。胴体の右側に残っている手から、このキリスト像は「十字架降下」の場面の一部であったと思われます。歴史家たちは、この作品をエリルの工房の作とされるアラン谷やボイ谷の他の作品と関連付けています。
ボイ谷では Santa Eulàlia d’Erill la Vall、La Nativitat de Durro、Santa Maria de Taüll などに同様の「十字架降下」の傑出した作品がありました。それらの多くはバルセロナのカタルーニャ美術館やビクの司教区美術館に収蔵されています。
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