オロプテ(Olopte)

2025年8月3日(日)、四番目に訪れたのはOlopte、Església Sant Pere d’Olopteです。

ここは、南扉口と後陣の彫刻が素晴らしいです。

教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。

目次

1. Olopte .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観(東側) .
5. 外観(南側) .

1. Olopte

オロプテ(Olopte)は、カタルーニャ州ジローナ県にあり、県都ジローナの約90km北西に位置します。

教会は急勾配の丘の上にあります。

東側遠景

2. 概要

Románico Digital による概要です。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

オロルビテ(Olorbite)という地名は、オロルビテンシス(Ollorbitensis、ローマ時代の行政区分)に由来しており、ラ・セウ・ドゥルジェイ(Seu d’Urgell)の奉献文書に言及されている。この記録は819年とされているが、実際には11世紀初頭に作成されたものと見られる。994年および1001年の文書にも言及されており、1015年の土地交換契約書によれば、当初この教会の主祭聖人は聖フェリクス(Sant Feliu)であったことが分かっている。

現在の建物は12世紀から13世紀にかけて建てられたが、バロック時代には両側の礼拝堂と聖具室が建設され、拡張された。また、その際に西壁に隣接する司祭館と、後陣付近に塔型の鐘楼が建設され、ファサードを飾っていた2連の古い鐘楼に取って代わった。1980年代に行われた修復工事では、司祭館と聖具室は取り壊されたが、側礼拝室と鐘楼は残された。

地下聖堂が存在した可能性が指摘されている。デュルリアット(Durliat)によれば、これは1950年代前半に行われた再建工事に伴い使用されなくなったという。

この後も、Románico Digital を引用する時に太字で書きます。

3. 平面図

Románico Digital による平面図です。東が右です。

Románico Digital より

4. 外観(東側)

教会に近づきます。

南東側外観

後陣の軒下には、イクス(Hix)やヨ(Llo)のような、鋸歯状の帯装飾と持ち送りがあります。

後陣

持ち送りを七つご紹介します。

人物の顔や、動物の顔が並んでいます。

持ち送り1
持ち送り2

人物の顔は、髭があったりなかったりします。

持ち送り3
持ち送り4

これらは狼、牛、だと思います。

にやり😁。

持ち送り5
持ち送り6

いずれも、とても大きな目をしています。

持ち送り7

5. 外観(南側)

南に行きます。

ポーチは、バロック時代に建設されました。

この建物の最大の特徴は、南側に開かれた扉口であり、同側の側礼拝堂から張り出したポーチによって守られている。したがって、このポーチは側礼拝室と同時期に建設されたものと推測される。

南西側外観

南扉口のアーキヴォルトは、やや尖頭アーチです。

この扉口は、セルダーニュ地方の他の彫刻が施された扉口に見られる半円アーチという一般的な様式には従っておらず、ルシヨン地方の一部の教会のように、アーチがわずかに尖っているという特異性を示している。このことから、13世紀というより遅い時期に属すると推測される。

南扉口

アーキヴォルトには、素晴らしい彫刻があります。

最も壮観で保存状態の良い装飾は、外側のアーキヴォルトに見られる。鑑賞者から見て右側に、髪を後ろに結った裸体の女性像があり、これはエバと特定されている。

南扉口:エバ

反対側には、同じく裸で髭を生やし、髪を後ろに結った男性像があり、これはアダムを表していると考えられる。

両者の様式は、近隣のサンタ・エウジェニア・ダ・サガ(Santa Eugènia de Saga)教会の扉口を飾る像と関連づけられるため、同じ工房の作品であると推測される。

南扉口:アダム

残りの迫石には、二つの松ぼっくりと七つの髭を生やした頭部(中には大きく尖った歯を見せるものもある)が装飾されており、一部の歴史家によれば、これらはケルト民族の信仰を遠き記憶として留めた、悪霊を表しているという。

南扉口

柱の周りにも彫刻があります。

扉口の左側の柱頭は、右側とは異なる種類の石で造られたのでしょう、保存状態が悪いです。でも、外側の柱頭には、頭を後ろに向けて互いに向き合うライオンのような、立ち上がる動物の姿が残っています。

南扉口

一方、右側の二つの柱頭は保存状態が良いです。

傾斜して配置された柱脚は柱と交互に並び、アーチ部分には、やや一貫性を欠く形で、四つの頭部あるいは仮面が彫られている。そのうち三つは髭を生やし、ひとつは無髭で、いずれもアーモンド形の飛び出した目と、獰猛な口元を備えている。ここには、まだ駆け出しの彫刻家の手腕が見て取れる。サガ(Saga)の彫刻家本人かもしれないが、動物や幻想的な世界を表現する才能に恵まれている。

南扉口

動物や幻想的な世界は柱のベースにもあり、悪霊か怪物のような顔が彫られています。

南扉口

Església Sant Pere d’Olopte。南扉口と後陣の彫刻が素晴らしいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です