バルセナ・デ・ピエ・デ・コンチャ（Bárcena de Pie de Concha）| ロマネスク美術とロマネスク建築

2023年5月1日（月）の最後、五番目の訪問地は Bárcena de Pie de Concha。Iglesia de San Cosme y San Damián です。

ここは、持ち送りが良いです。また、私は実物を見ていませんが、内観（後陣と勝利アーチ）も良さそうです。

教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。

Bárcena de Pie de Concha へ

夫と私はモジェド（Molledo）から南西に約3km、5分ほど運転して、川沿いの村に着きました。13:40頃のことです。

村の南に、Iglesia de San Cosme y San Damián があります。

概要

教会の外に案内板がありました。自動翻訳（DeepL）に助けてもらいながら、私が一部を抜粋して太字で和訳します。

ロマネスク様式のこの教会は、Hoces de Bárcenaの起点となった旧国道の端に位置し、石組みの跡から分かるように、Colegiata de Castañedaと非常によく似ている。

この教会に関する最初の歴史的証言はあまり明確ではないが、999年に「IN BARCENAS PIE DE CONCHA DUOS SOLARES」と記されている。1185年には、アルフォンソ8世（Alfonso VIII）が、Cillaperriel 修道院がブルゴス大聖堂に譲渡されたことを挙げている。同修道院は San Cosme と San Damián に捧げられており、Iguñaにあったことから、現在の Bárcena の教区教会と考えられている。

16世紀から17世紀にかけて、様々な改築が行われ、側廊、鐘楼の上部、聖具室などは、この時代のものである。その後、1916年に北壁にポルティコが付け加えられた。

主扉には、ロマネスク時代にこの教会が San Cosme と San Damián に奉献されたことが刻まれている。内部は改修されたとはいえ、ロマネスク様式の勝利アーチがそのまま残っており、やや尖ったアーチは、獅子が向かい合い、玉や、リング状の紋章が結合する、非常によく彫られた柱頭で支えられている。

平面図

現地には平面図が見当たりませんでした。Románico Digital による平面図です。東が右です。

ロマネスク様式が残るのは、扉口、身廊、内陣、後陣です。

〜内観〜（Centro de Interpretación del Románico より）

私が実際に見た現地の様子についての話を進める前に、、、

ビジャカンティー（Villacantid）の Centro de Interpretación del Románico en Cantabria では、周辺のロマネスク教会を紹介しています。私は、翌日の5月2日にそこに行き、Bárcena de Pie de Concha の Iglesia de San Cosme y San Damián の内観の画像を見ました。

後陣です。