ボーリュ(Beaulieu)

2022年8月26日(金)の最後、三番目に訪れたのはBeaulieu。Église Notre-Dame de l’Assomption です。

ここは、柱頭と持ち送りが良いです。

Beaulieu へ

夫と私はシャマリエール=シュル=ロワール(Chamalières-sur-Loire)から南西に15分ほど車を運転して、静かな村に着きました。12時半頃のことです。

Église Notre-Dame de l’Assomption(南西側外観)

Église Notre-Dame de l’Assomption の概要

現地には、案内は、みあたりませんでした。ゾディアック(Zodiaque)la nuit des temps の『Forez-Velay Roman』による概要です。一部を抜粋して太字で和訳します。

トゥルニュ(Tournus)の庇護を受ける小修道院の付属教会であった。

ここからTournusまでは200km以上も離れています。Tournusすごい。

その建物は、二重の意味で興味深い。第一に、その建築である。11世紀第1四半期に建てられた後陣には、厚い壁に掘られた三つの祭室がある。二に、その彫刻的な装飾である。ル・ピュイ(Le Puy)の回廊や大聖堂を模したプログラムが見て取れる。

ここからLe Puyまでは16kmほどです。

クワイヤには、ブラヴォジ(Blavozy)砂岩の二つの柱頭があり、芸術的な彫刻は、回廊のフリーズのモチーフを模倣しているようだ。ファサードは大聖堂を模している。

フロアプラン

現地には、フロアプランも、みあたりませんでした。Googleマップのスクリーンショットです。

Googleマップのスクリーンショット

後陣は多角形。

外観をみます。

Église Notre-Dame de l’Assomption の外観

身廊の柱間は二つ。鐘楼の下に玄関間があります。

Église Notre-Dame de l’Assomption(南東側外観)

多角形の後陣には、持ち送り装飾があります。

後陣の持ち送り

ル・ピュイ(Le Puy)の大聖堂を模しているというファサード。

Église Notre-Dame de l’Assomption(西側外観)
ル・ピュイ(Le Puy)の大聖堂のファサード

言われてみると、少し、似ています。

教会の中に入ります。

Église Notre-Dame de l’Assomption の内観

教会の中の、全体の様子。

Église Notre-Dame de l’Assomption(内観、身廊にて東を向く)

後陣に興味深い柱頭彫刻があります。

耳をかじるドラゴンたちと、人。

後陣の柱頭彫刻
後陣の柱頭彫刻

両耳にメガホンみたいなのをくっつけられている人。すごい耳が痛いんじゃないだろうか。

Église Notre-Dame de l’Assomption。柱頭と持ち送りが良いです。

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