ノヴァセル(Novacelles)

2022年8月9日(火)、二番目に訪れたのは Novacelles。Église Saint Pierreです。

ここは、簡素なロマネスク様式の建築が残る建物に、14世紀のフレスコ画があります。

Novacelles へ

私はオーゾン(Auzon)から東に42分ほど車を運転して、すごく小さい村につきました。13時半頃のことです。

橋(Pont de Novacelles sur la Dolore)の向こうに鐘楼が見えます。

Église Saint Pierre(南西側外観)

橋を渡って車を停め、振り返ると、清らかな川の流れが目に入りました。

Église Saint Pierreの南を流れるドロール(Dolore)川

外観をみます。

Église Saint Pierre の外観:全体

周りには自然がいっぱいです。

Église Saint Pierre(南東側外観)

教会の背後に見える山の緑がまぶしい。

Église Saint Pierre(西側外観)

Église Saint Pierre の内観:聖ルカとの出会い

西扉口から教会に入ろうとすると、玄関間の内側の扉に、柵がありました。

Église Saint Pierre(内観、玄関間内側の扉の柵)

入っていいの?と思ってよく見ると

「ご訪問の皆様、ご遠慮なく柵(これはあくまで犬が入らないようにするためです)をどけて、14世紀のフレスコ画を見に行ってください。」

かわいい有翼の牛(聖ルカの象徴)が教えてくれました。

それでは、遠慮なく柵を動かして、入ります。

Église Saint Pierre の概要

教会の中に案内があり、12世紀末頃の村の様子が描かれていました。

教会の中にあった案内冊子

教会の北には城があり、城と川との間に教会があったようです。

フロアプラン

教会の中にあった案内に、12世紀頃の教会のフロアプランがありました。

1身廊で、樽型アーチの天井に二つの柱間とクワイヤ、という簡素なものです。扉口は城に近い北側に一つ。

教会の中にあった案内冊子:12世紀頃の教会のフロアプラン

同じ冊子に、15世紀の増築後のフロアプランもありました。緑色で描かれています。

教会の中にあった案内冊子:15世紀の増築後のフロアプラン

12世紀のロマネスク様式の建築が、身廊とクワイヤに残っています。

Église Saint Pierre の内観

教会の中の、全体の様子。

Église Saint Pierre(内観、身廊にて東を向く)

クワイヤに向かって歩きながら、天井を見上げてロマネスク様式の樽型アーチに目をとめ、柱頭に目をやります。

Église Saint Pierre(内観、身廊にて東を向く)

柱頭もロマネスク様式で、簡素なものです。

植物。

球が並びます。

これは、なんだかわからない。

クワイヤには、14世紀のゴシック様式のフレスコ画があります。

Église Saint Pierre(内観、クワイヤにて東を向く)

使徒たち。

Église Saint Pierre(内観、クワイヤにて東を向く)

こちらにも、使徒たち。

Église Saint Pierre(内観、クワイヤにて東を向く)

鎮座するイエス。

Église Saint Pierre(内観、クワイヤにて東上方を向く)

さらに、さっき「柵をどかしてお入りください」と言ってくれた、聖ルカがいます。

Église Saint Pierre(内観、クワイヤにて東上方を向く)

聖ルカ、かわいい。

Église Saint Pierre。身廊を中心とした一部に、ロマネスク様式の建築が残る教会です。14世紀のゴシック様式のフレスコ画もあります。

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