ロマネスク建築の用語集

ロマネスクの聖堂を知るために。(画像はクリックで拡大します)

1. ファサード(façade):聖堂の正面。一般的に聖堂の西側に建築される。

2. スパン(span):支柱と支柱との距離。ヴォールト(vault)の支柱で囲まれている空間。

3. クリアストーリー(clerestory):採光用の高窓が並ぶ側壁。

4. マトロネウム(matroneum):建物内部の中2階に作られた空間。もともとは女性用に作られた場所。

5. ランタン(lantern):正方形、曲面または多角形のドーム屋根。側面が光るものや採光窓が空いているものがある。

6. ヴォールト(vault):アーチの原理を使って作られる曲面の屋根や天井

7. クワイヤ(choir):翼廊(transept)と後陣(apse)の間の場所。聖職者の区域。

8. 地下聖堂(crypt):主に石造りの床下の部屋で、礼拝や納骨の場所。

9. 内陣(chancel、presbytery):祭壇のある神聖な場所。祭儀中は聖職者しか入れない。

10. 翼廊(transept):教会の身廊(nave)に直角に交わる、内陣と身廊の間の部分。

11. 薔薇窓(rose window):円形の窓。

12. トリフォラ(trifora):開口部が三つの窓。

13. 付け柱(pilaster):壁面から浮き出すように造られた柱。

14. 扉口(portal):聖堂の入り口

15. 屋根の柱を獅子が支える玄関(prothyrum with column-bearing lions):建築物の外側に屋根が突き出て柱で支えられており、その柱を獅子が支えている玄関。

16. ブラインド・アーチ(blind arch):装飾などのためにつけられた開口部のないアーチ。

17. ロッジア(loggia):吹き放しになった柱廊。アーケード。

18. モノフォラ(monofora):開口部が一つの窓。

19. 控え壁(buttress):屋根を支えて建物を構成する主壁に対して直角に突き出した壁。主壁を補強する。

20. 柱(pillar)

21. 身廊(nave):玄関間から翼廊(transept)までの空間。玄関間はファサードを入ってすぐの場所(narthex)。

22. 側廊(aisle):身廊(nave)が並んだ柱(pillar)で区切られている時の左右の通路。

23. 交差部(crossing):身廊(central nave)と翼廊(transept)が交差する場所。

24. ビフォラ(bifora):開口部が二つの窓。

25. オクルス(oculus):もともとはラテン語で目の意味で、ローマのパンテオンのドームの頂上にある円形の開口部の名前。それに似た形の丸窓や開口部のこと。

26. ロンバルディア帯(lombard band):壁面の装飾アーチ。

27. 後陣(apse):祭壇のある場所の奥(聖堂の東端部)に張り出した部分。

28. ドーム(dome):クーポラ。円蓋。半球状の屋根。

29. トラス(truss):梁を三角に組んだ構造。

これって何て言うんだろう?それってどこの事だっけ?しょっちゅうなので、備忘録です。

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