ベルチェト(Berceto)<3>

Berceto の San Moderanno、続きです。最後に、大聖堂のファサードの彫刻を見ます。

ファサード全体

大聖堂の外観、西側

1845年にファサードは全面的に作り直されました。ファサードに埋め込まれたプレートがそれを物語っています。

ファサードに埋め込まれたプレート

幸いなことに、この19世紀の改修はロマネスク様式を尊重していました。また、地元の石材を忠実に使用したおかげで、全体的な外観は、その古代の起源にふさわしい印象を維持しています。

西扉口の彫刻

西扉口の彫刻を見ていきます。

西扉口

まぐさの下には、左右にひとりずつ二人の人物がいます。

まぐさの下の人物、南側
まぐさの下の人物、北側

まぐさには生き物が豊かに配置されています。

まぐさ

南側から順にみていくと、

ケンタウロスと騎士?

まぐさ(部分)

グリフォン?

まぐさ(部分)

踊る人たち、それとも、争う人たちでしょうか?

まぐさ(部分)

ハープを奏でるロバ?

まぐさ(部分)

牛と鳥とライオン、、、ってまさか、福音書記者のシンボルでしょうか?

まぐさ(部分)

そんなわけ、ないですよね?

まぐさ(部分)。この表情としっぽが好きです。

まぐさの北端には、トグロをまくしっぽと翼を持つ生き物がいます。ドラゴン?

まぐさ(部分)

こちらのまぐさは、図像が示す意味はわからないのですが、とても魅力的です。

まぐさの上の半月部分を見ます。

ルネッタ

磔刑図です。

中央にはちからづよい目元と口元が印象的なイエスと、なんとも言えない顔の天使がいます。

イエスと天使

よくみると、登場人物がやたら多いです。

南側には、傷口から流れ出る血をつぼに溜める青年、イエスを槍でつく聖ロンギヌス、その後ろに眼光鋭い兵士たちがいます。

イエスを槍でつく聖ロンギヌス

ほおに手をあてる嘆きの仕草の聖母マリアと福音書記者ヨハネは、わかるんです。磔刑図の定番メンバーですから。

問題は北端で、豪勢なお召し物で司教杖を持つ、こちら。

聖母マリアと福音書記者ヨハネと、司教杖を持つ人

こちらはきっと、聖モデランと思います。

司教をドアップで。

めっちゃカメラ目線

San Moderanno、山の中の小さな村にある、荘厳なロマネスク様式の教会です。西扉口に残るロマネスク時代の彫刻が圧巻です。

次回は、バルドーネ(Bardone)の Pieve di Santa Maria Assunta をご紹介します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です