2023年8月10日(木)、六番目に訪れたのは Chironico、Chiesa di Sant’Ambrogio です。
ここは、双子のように並ぶ後陣が素晴らしいです。
comune のウェブサイトに「教会は9:00〜16:00に開いています」と書いてあります。
目次
1. Segno へ .
2. 概要 .
3. 航空写真 .
4. 内観 .
5. 外観 .
1. Segno へ
私はセーニョ(Segno)から北西に約11km、19分ほど運転して、村の教会に着きました。16:30頃のことです。
「教会は9:00〜16:00に開いています」と聞いていたので、もう閉まっているかもしれないな、と思いながら、西扉口に行くと、、、
ラッキー。まだ開いていました。
2. 概要
教会の外に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
二つの後陣を持つ教会で、類型的に興味深い。1223年から記録されている古い共同教区教会であり、12世紀末から13世紀初頭に建てられ、内部に記されている通り1338年に改築された。
私は、後陣は11世紀頃の構造のように思います。
前にポルティコがあり、その下に一般の人々が集まっていた。1897年、この建物は大改造された。ファサードを背にして新しい鐘楼が建てられ、ファサードのフレスコ画が取り除かれ、身廊の壁が高くなった。内部空間を二つの身廊に仕切っていた低いアーチと、1580年に絵画装飾された木製の天井は、樽型ヴォールト(1923年に落下した)を作るために破壊された。1940-52年に修復。2004-05年に修復。
この後も、案内掲示を引用するときは太字で書きます。
3. 航空写真
現地には平面図は見当たりませんでした。Googleマップによる航空写真です。
2身廊、2後陣です。ほぼ同じ大きさの身廊と後陣が双子のように並んでいます。
4. 内観
教会の中に入ります。
教会の中は、フレスコ画でいっぱいです。
内部に記されている通り1338年に改築された。
14世紀頃のフレスコ画だと思います。
色鮮やかです。
5. 外観
後陣を見ます。
M字形の盲アーチ。これって、11世紀頃の特徴のように思います。
例えば、似たような盲アーチのあるロヴィオ(Rovio)は11世紀の建築とされています。
ティチーノ州以外にも、たくさんあります。例えば、カルピニャーノ・セージア(Carpignano Sesia)やノヴァレーザ(Novalesa)の Cappella di Sant’Eldrado などもM字形の盲アーチで11世紀です。
ま、案内掲示にある通り、12世紀末から13世紀初頭に建てられたのかもしれません。どっちにしても、私がこのM字形の盲アーチを好きな気持ちは、変わりません。
Chiesa di Sant’Ambrogio。双子のように並ぶ後陣が素晴らしいです。
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