2023年5月10日(水)の最後、三番目の訪問地は Cárcamo。Iglesia de San Juan Bautista です。
ここは、素朴な佇まいが素晴らしいです。
教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。
扉口の前に張り紙がありました。「ガイドツアー:詳細と予約は Oficina de Turismo de Valdegovia にご連絡ください」と書いてありました。
目次
1. Cárcamo へ .
2. 概要 .
3. 平面図 . .
4. 南側外観 .
4-1. 南扉口 . . .
4-2. 軒下の持ち送り . . . . .
5. 東側外観 . . .
5-1. 後陣窓 . . .
5-2. 軒下の持ち送り . . ..
6. 北側外観 . . .
6-1. 軒下の持ち送り . .
〜昼食、Airbnb〜. . .
1. Cárcamo へ
夫と私はサンブラナ(Zambrana)から北西に約36km、31分ほど運転して、かわいい家畜(鶏や羊)がいる村に着きました。13:15頃のことです。
教会は、小さくて、いかにもロマネスク教会、という佇まい。
私は心がなごみます。
2. 概要
現地には案内が見当たりませんでした。Románico Digital による概要です。自動翻訳(DeepL)に助けてもらいながら、私が一部を抜粋して太字で和訳します。
San Joan Bataiatzailea baseliza / Ermita de San Juan Bautista
建物は非常に良好な状態で、大がかりな修復の結果、建設当初の特徴をほぼ維持している。1975年に修復された際、後陣窓の下の内壁に隠されていた碑文が発見された。
その碑文には”an cei l cister venit”、すなわち「Anno centesimo quinquagesimo cister venit(1150年、シトー派が到着)」と書かれていた。
1130年代から1140年代にかけて、シトー修道会の伝道衝動に呼応し、すでにシトー修道会の設立が始まっていたが、シトー修道会のベネディクト会の改革者である聖ベルナールがまだ生きていたため、この年代は少し早い。
12世紀半ばに、フランスから来たシトー派によって建築された教会のようです。
この後も、Románico Digital を引用するときは太字で書きます。
3. 平面図
現地には平面図が見当たりませんでした。Románico Digital による平面図です。東が右です。
さっそく、見学です。
4. 南側外観
4-1. 南扉口
佇まいを楽しむだけで十分満足なのですが、せっかく来たので、装飾を確認します。
簡素な南扉口。
4-2. 軒下の持ち送り
南壁の軒下には、17個の持ち送りがあります。
球形、円筒形、四角形などが多いです。
人物たちもいます。
持ち送り10の男性は、裸足です。持ち送り11の女性は、袖の長い服を着ています。袖の長い服は当時の流行だったのかもしれません。
5. 東側外観
5-1. 後陣窓
東側をみます。
後陣には窓が一つあります。南扉口と同様で、装飾は簡素です。
5-2. 軒下の持ち送り
後陣の持ち送りは12個あります。
人物、動物、球形、などが描かれています。
かなり摩滅しています。
6. 北側外観
6-1. 軒下の持ち送り
北壁の持ち送りは17個あります。
四角形、円筒形、球形といった簡素な持ち送りです。
私は、この村で、人には1人も会いませんでした。でも、鶏と羊は教会の隣にたくさんいて、にぎやかでした。
Iglesia de San Juan Bautista。素朴な佇まいが素晴らしいです。
〜昼食、Airbnb〜
夫と私は、道中にあったBatzoki Jatetxeaという店で昼食をとりました。2~3種類ずつから選べる昼定食(Menu)が、飲み物つきで1人前€15.4でした。
夫と私は昼食を済ませると、西に約62km、53分ほど車を運転して、Villarcayo という町の Airbnb にチェックインしました。台所兼食堂、居間、風呂・トイレ、寝室二つという間取りのマンションです。車はマンションの前に路上駐車できました。
2人で4泊の総額が€ 277.27 EURでした。
バスタブがあったのでゆっくり入浴してくつろげました。
また、町の中心に近く、便利でした。
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