ル・ピュイ=アン=ヴレ(Le Puy-en-Velay)<3>

いったん Cathédrale Notre-Dame-du-Puy を離れて、2022年9月6日(火)の最後に Chapelle Saint-Clair d’Aiguilhe をみます。

Chapelle Saint-Clair d’Aiguilhe へ

Cathédrale Notre-Dame-du-Puy のファサードから、北に500メートル、7分ほど歩くと、かわいらしい礼拝堂があります。

南側外観

有名な Rocher Saint-Michel d’Aiguilhe の手前に、ちょこんと佇んでいます。

概要

礼拝堂の中に案内掲示がありました。一部を抜粋して太字で和訳します。

サン・クレール礼拝堂(12世紀)

洗礼堂でもテンプル騎士団の礼拝堂でもなく、1088年には貧しい人々のための病院であったと言われている。サン・ニコラ病院の一部であった。サン・ニコラ病院は、1080年以来、ノートルダム大聖堂を訪れる貧しい巡礼者や病人をかくまってきた。やがて、この病院は特別な機能を持つようになり、伝染病に苦しむ不運な人々のための場所となった。この建物は、エギュイユの村の防衛システムの一部として、現在も残る城壁の門の1つを指揮していた。

城壁って、この、礼拝堂の東にある壁のことかもしれません。

南東側外観

17世紀にサン・クレール(1)に捧げられ、1789年には飼料庫として使用された。

12世紀に建築された建物は正八角形で、半円形の後陣を持ち、天井はドーム状になっている。主扉口は西側にあり、北側にも小さい扉口がある。

病院に使われたり、飼料庫に使われたり、礼拝堂に使われたり。立地が良いから色々と活用されるんですねえ。

フロアプラン

案内掲示にフロアプランがありました。東が上です。

外観

北側には、小さい扉口があります。

北側外観

隣の建物と渡り廊下で繋がっているんです。

北扉口の上のアーチには、少し装飾があります。

変な顔と不思議な形です。

北扉口の上の装飾

主扉口は西側にあります。

西側外観

中に入ります。

内観

中は、すごく簡素です。

礼拝堂内にて東を向く

8本の柱が整然と並んでいます。

礼拝堂内にて西を向く

柱頭彫刻が良いです。

ロマネスク関係ないけど、天使もかわいいです。

ほっこりしたところで、2022年9月6日(火)の見学はこれで終了。次回からは、2022年9月7日(水)の見学になります。

次回、Rocher Saint-Michel d’Aiguilhe について書きます。

(1) サン・クレール

サン・クレールは、サン・マルセル・ド・ヴィエンヌ修道院の修道院長(abbé du monastère de Saint-Marcel de Vienne)であった人物(590 – 660)の可能性がある。

590年頃、ローヌ河畔のヴィエンヌの近郊で生まれた。この地は現在、サン=クレール・シュル・ローヌ(Saint-Clair sur Rhône)と呼ばれている。ヴィエンヌの司教から、サン・マルセル・ド・ヴィエンヌの修道院長に任命された。伝承では、数多くの奇跡が報告されている。一例は、雹で荒廃したブドウ畑が、聖人によりブドウでいっぱいになったというものである。祝日は1月2日。裁縫師や仕立て屋、鉄工所、ガラス職人の守護聖人であり、聖人が盲人を癒したことから、視力回復についても祈願される。

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