サン=クリストフ=シュル=ドレゾン(Saint-Christophe-sur-Dolaison)

2022年8月27日(土)、二番目に訪れたのはSaint-Christophe-sur-Dolaison。Église Saint-Christophe です。

ここは、建物の石の色が美しいです。

Saint-Christophe-sur-Dolaison へ

夫と私はバン(Bains)から南東に6分ほど車を運転して、静かな村に着きました。11:45頃のことです。

Église Saint-Christophe(南西側外観)

すごくカラフルな建物です。

Église Saint-Christophe の概要

教会の外に案内板がありました。一部を抜粋して太字で和訳します。

この教会は、1161年の文書に言及されている。

目を引く魅力的な建物である。火山岩と堆積岩で建てられており、オート=ロワールの下層土の多様性を示している。緑色の火山角礫岩、赤い岩滓、黒い玄武岩、黄色い花崗砂岩は、現在も機能しているブラヴォジーのような、多くの地元の採石場によって採掘された。

南側の壁に、三つの壁龕墓や、古い墓地に通じていたと思われる出入り口の跡が残されていることを忘れてはならない。また、1727年に建てられた、あるいは建て替えられた、外塔と櫛形の鐘楼のおかげで、周囲の景観の中で際立っている。

教会は、この地方では非常に珍しいプランで、樽型アーチの二つの柱間を持つ身廊、あまり突出せず小後陣のない翼廊、葉の描かれた柱頭に落ちる五つの半円アーチで装飾された後陣からなる。

北側には、後年、祭室が開かれた。トリビューンは、おそらく19世紀末に建設された。その他、東側に1メートル延長され、階段の位置が北から南に変更されるなど、いくつかの変更が加えられた。

「非常に珍しいプラン」というのが気になります。

フロアプラン

教会の中に案内シートがあり、フロアプランがありました。北が上です。

案内シートのフロアプラン

どうやら、もともとは、前回にご紹介した近所のバン(Bains)の教会とよく似たプランだったようです。玄関間、単一の身廊に二つの柱間、多角形の後陣、というプラン。それに後から礼拝室や祭具室を増築したということらしい。

教会の中に入ります。

Église Saint-Christophe の内観:全体

教会の中の、全体の様子。玄関間のトリビューン(ロフト)にあがって撮りました。

Église Saint-Christophe(内観、トリビューンにて東を向く)

素朴な植物模様の柱頭彫刻が、調和しています。

Église Saint-Christophe(内観、身廊にて東を向く)

石の色が、実に美しい。

外観をみます。

Église Saint-Christophe の外観

教会の東にベンチとテーブルがあり、巡礼者が休憩していました。

Église Saint-Christophe(北東側外観)

教会の南側には三つの壁龕墓。

Église Saint-Christophe(南側外観)

どこもかしこも、カラフルな石が魅せてくれます。

Église Saint-Christophe(西側外観)

近づいたり、遠ざかったり、角度を変えたり、美しい色に撮りたくて色々試しました。

Église Saint-Christophe(西側外観)

でも、自分の目で見るままを写真にすることができませんでした。

上の写真でも十分にカラフルですが、実際に目の当たりにすると驚くような極彩色です。

Église Saint-Christophe。建物の石の色が美しいです。

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