2022年8月25日(木)、二番目に訪れたのはSaint-Julien-des-Chazes。Chapelle Sainte-Marie です。
ここは、玄武岩の崖とアリエ(Allier)川との間にひっそりと佇む教会です。たたずまいが良いです。
Saint-Julien-des-Chazes へ
夫と私はブリウド(Brioude)から南東に38分ほど車を運転して、崖と馬と川に囲まれた礼拝堂に着きました。12時半頃のことです。

サン=ジュリアン=デ=シャズ(Saint-Julien-des-Chazes)の集落は、500メートルほど西のアリエ(Allier)川の対岸にあります。礼拝堂があるのは、周りに馬しかいない場所。

Chapelle Sainte-Marie の概要
現地には案内は見当たりませんでした。Wikipédia で得た情報です。一部を抜粋して太字で和訳します。
この礼拝堂は、ベネディクト派のサン=ピエール=デ=シャズ修道院に従属する小修道院の教会であった。創建年代は不明で、11世紀、13世紀とさまざまな説がある。
革命後、礼拝堂は世俗化され、農家の小屋となった。1904年の暴風雨により、ポーチ、鐘楼、回廊が倒壊。現在の建物全体は、再建・復元されたものである。
12世紀に制作されたロマネスク様式の多色木彫りの「威厳ある聖母像」が保存されていた。現在はサン=ジュリアン=デ=シャズ(Saint-Julien-des-Chazes)教区教会に展示されている。

聖母像の画像もWikipédiaのものです。
この画像を見ると「威厳ある聖母」っていうよりは、やさしいお母さんって感じですよね。詳しくは後ほど。
外観をみます。
Chapelle Sainte-Marie の外観
玄武岩の崖のふもとにある教会は、多色の火山石で建てられ、鐘楼とポーチ、三つの柱間からなる単一の身廊があります。

後陣の外側は五角形(内側は円形)。

礼拝堂の西側には長い階段があり、

階段を上がると、ポーチの下も階段。

深呼吸して息を整えて、ふと右を見ると、馬たちとアリエ(Allier)川の流れが目に入ります。

のどかだわ。
教会の中に入ります。
Chapelle Sainte-Marie の内観
教会の中の、全体の様子。

半円形の後陣には、照明が、きらりん。

天蓋(チボリウム)の中に鎮座するのは、

12世紀に制作されたロマネスク様式の多色木彫りの「威厳ある聖母像」の写真。

こちらは冠をかぶっています。聖母も、イエスも。威厳あり。
冠があるとないとじゃ、ずいぶんイメージが違う。
Chapelle Sainte-Marie。玄武岩の崖とアリエ(Allier)川との間にひっそりと佇む教会です。たたずまいが良いです。12世紀に制作されたロマネスク様式の多色木彫りの「威厳ある聖母像」の写真もあります。
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