キュ=レ=ロシュ(Culles-les-Roches)

2018年9月の旅行六日目、六番目の目的地はCulles-les-Roches。ビュルナン(Burnand)から北に約11km、車でわずか約15分の道のりです。

ここの目的は、サン=ジェルマン教会(Eglise Saint Germain)。

Culles-les-Roches に向かっている時、鐘楼が見えました。

すご~く、のどか。

教会の東側に駐車しました。車を降りると、さらに東側(上の写真で言うと教会の向こう側)に、絶景が広がってて、気持ちよかったので動画を撮りました。

インスタグラムにアップしてあります。← クリックするとみられます。

駐車場から教会をみると、こうです。

façade は、こんな感じ。

扉が開いていることが分かって安心したので、北側にまわってみました。

北側の身廊の壁は、façade側と真ん中辺りとでは作られた時代が違っていて、façade側は比較的新しい均一な造りですが、真ん中の窓の辺りの壁石はゴロゴロで色とりどり。

持ち送り彫刻が良い!けど、それはまた後で。

北翼廊の壁に何か掲示してあります。

拡大。

これによると、教会の古い部分は恐らく11世紀にさかのぼり、粗い黒い砂岩、より色のついた砂岩、花崗岩、石灰岩などの、敷地内または地域内の石で建てられています。12世紀の美しい持ち送り彫刻は白や灰色の石灰岩でできており、教会は花崗岩の上に直接建てられています。だそうで。

では、お楽しみの持ち送り。

シンプルな形もあれば、面白い顔もあります。

拡大

笑顔に

変顔

ウルトラマンみたいな顔に

一見するとイケメンですが、もしかして、あごが長い?

うん。やっぱり、長い。

12世紀の持ち送り彫刻、すっごく、面白い。

façadeに戻ります。

扉にこんな張り紙がありました。

「教会はいつも開いています mairieにも鍵があります」と読むのか?基本的には開いてるけど、もし閉まってたらmairieに聞けばいいってことかな。

façadeから内陣の方を見るとこんなかんじ。

この教会について調べているとき、こんなサイトを見つけました。
Les Fiches-Eglises

上のサイトで「Culles-les-Roches」のリンクをクリックすると、案内リーフレットのPDFファイルがあります。このサイト、良い!

その案内リーフレットにあった教会のフロアプランが、こちら。

そして、この案内リーフレットによると、 第一と第二の梁間(bay)、さらに第三のbayの一部は11世紀末から12世紀にかけてのもの。その他は13世紀や14世紀と、段階的に手が加えられているそうです。

façade から入ってくると、すぐ左に、洗礼盤があります。

かなり印象的な彫刻があって、じゃがみこんで見入っちゃったんですが、この洗礼盤がいつ頃のものかは、調べてもよくわかりませんでした。

彫刻は、四つ角にそれぞれ。

サン=ジェルマン教会(Eglise Saint Germain)、絶景と、洗礼盤や持ち送りの彫刻がすごい!です。

“キュ=レ=ロシュ(Culles-les-Roches)” への2件の返信

    1. dalichokoさん、訪問とコメント、ありがとうございます!
      今も現役で活躍中の教会は特に、地域の人たちが大切に手入れしてることもあって、素晴らしい建物なんですよね~
      不便な場所にあることも多いロマネスク教会ですが、ようやくたどり着いて見学する喜びは、ひとしお(o^^o)
      現地では気づかなかった詳細について、後から写真を見て気づくことも多いので、なるべく良い写真を心がけています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です