タスク(Tasque)

2025年8月17日(日)、三番目に訪れたのはTasque、Église Saint-Pierre de Tasqueです。

ここは、西扉口が素晴らしいです。内部にも彫刻があります。

目次

1. Tasque .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観 .
5. 内観 ..

1. Tasque

タスク(Tasque)は、オクシタニー地域圏ジェール県にあり、県都であるオーシュの約45km西に位置します。

教会は、小さな村の中心にあります。

一部にはロマネスク様式の窓が残っていますが、ロマネスク様式の後陣は失われています。

北東側外観

2. 概要

教会の中に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

その修復を理解するための教会の歴史

案内掲示より

12世紀
12世紀時点の状況。

13世紀:塔
13世紀に細長い塔が追加された。
1260年~1290年、塔の建設前後に損傷と修復?

13世紀:封建戦争
1570年以前、塔の頂部は半分ほど崩壊していた。1260年頃か。
二つの部屋のうちひとつしか残っていない。

16世紀:宗教戦争
1570年、火災により身廊が焼失(モンゴメリー)。
修道士たちは後陣に避難した。

17世紀:後陣の放棄
1690年、修道士たちは後陣を離れ、身廊の一部が修復され、仕切り用の切妻壁と新しい後陣が建設され、さらに塔に鋸歯状の壁が設けられた。

3. 平面図

案内掲示による平面図です。東が上です。

案内掲示より

現在の教会:11世紀のロマネスク教会
クワイヤ:19世紀
祭壇:ロマネスク様式
カロリング時代の頂点の十字架
ナルテックス:12世紀
扉口:12世紀

この後は、(Zodiaque) la nuit des temps『Gascogne romane』を引用する時に太字で書きます。

4. 外観

西に行きます。

西側外観

教会の北側に、十字架が置かれています。

十字架(西面)

案内掲示に「Croix antéfixe carolingienne」と書いてありました。

磔刑像や幾何学模様などが古風です。

十字架(東面)

西扉口をみます。

西扉口

ティンパヌムには、「トラディティオ・レギス(Traditio Legis、法の授与)」の場面が彫られています。

上部中央に、玉座に座るイエス。そしてイエスの両側に2人の人物がいます。

1人の人物はイエスの腕を支え、もう1人は覆われた手でイエスから『書』を受け取っている。その下には、四福音書記者を象徴する生き物が帯状装飾のように並ぶ。ティンパヌムの縁に刻まれた銘文により、キリストの両側の2人の人物が、使徒たちの長である聖ペトロと聖パウロであることが分かる。銘文には次のように記されている。「IOH(anne)s + EVANGELISTAS QUATTOR ET AP(osto)L(orum) P(ro) CERES MAT(theus)」。

破損していますが、きっとイエスの腕を支えている人物(聖ペトロ)は鍵を受け取っていると思います。

西扉口

上方の持ち送りには、11人の人物が彫られています。

西側外観

11人の人物は座っており、裸足です。

使徒たちかもしれません。

西側外観

なめらかな石に、表情、身体や衣服などが細部まで精緻に彫られていています。

素晴らしい彫刻です。

西側外観

5. 内観

教会の中に入ります。

ナルテックスにて東を向く

内陣に行きます。

ロマネスク様式の祭壇があります。

祭壇

内陣で西を振り返ります。

ナルテックスは、2本の支柱で身廊と隔てられています。

内陣にて西を向く

ナルテックスに行きます。

柱に浮き彫りが埋め込まれています。

玉座に座るイエス、十字架を持つ天使が彫られています。

ナルテックスの浮き彫り

ナルテックスの西壁(ファサード裏)に、ひとつの持ち送りが組み込まれています。

猿のような生き物が楽器を奏でているようです。

ナルテックスの持ち送り

Église Saint-Pierre de Tasque。西扉口が素晴らしいです。内部にも彫刻があります。

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