2025年5月4日(日)の最後、二番目に訪れたのはThaon、Église Saint-Pierre de Thaonです。
ここは、ロマネスク建築の最も美しい例のひとつです。
2025年、教会は7月と8月の日曜15:00〜18:30に開いていました。私は5月に行きましたから、教会は閉まっていました。
目次
1. Thaon .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 内観 .
5. 外観(後陣) .
6. 外観(身廊) .
7. 外観(鐘楼) .
8. 外観(西扉口) .
1. Thaon
タオン(Thaon)は、ノルマンディー地域圏カルヴァドス県にある村で、県都カーンの約11km北西にあります。
教会は、村の北外れにあります。
県道170号線(D170)にある駐車場(Parking de l’Église de Thaon)に車を停めて歩きます。
教会を示す道標に従って進みます。
教会は、緑に囲まれた小さな谷あいにあります。
私はここで「わお」と喜びました。美しいので。

駐車場からは、歩いて5分ほどです。

2. 概要
教会の外に案内板がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
この教会は、ロマネスク建築の最も美しい例のひとつである。バイユー大聖堂(Cathédrale de Bayeux)の参事会と、タオン(Thaon)に広大な領地を持つマンシュ県のサヴィニー修道院(Abbaye de Savigny)の二重の保護下にあった。おそらく、近くの重要な建築現場で働いていた職人たちの才能の恩恵を受けたであろう。
1840年に歴史的建造物に指定されたこの建物は、その後まもなく、礼拝が新しい教会に移されたことで使用されなくなった。
この後も、案内板を引用する時に太字で書きます。
3. 平面図
案内板による平面図です。東が右です。

最も古い部分は1050年から1070年代のもので、鐘楼の土台がそれに該当する。
身廊は12世紀前半のもので、鐘楼を支えるアーチによって、平らな後陣を持つクワイヤから分離されている。
13世紀には、光をより多く取り込むため、クワイヤの南側に尖頭アーチの大きな窓が設けられた。
18世紀(教区記録によれば1729年の少し前)、側廊は取り壊され、身廊の大きなアーチは壁で塞がれた。18世紀の終わりに、湿気対策として、教会と墓地の床は80センチメートルほど持ち上げられた。
1896年から1902年にかけて行われた修復工事では、石積みの中に埋もれていた柱頭が掘り出され、15世紀の骨組みと屋根が修復された。
4. 内観
私は教会の中に入りませんでした。ゾディアック(Zodiaque) la nuit des temps『Normandie Romane 1』による画像です。

天井が低いように感じます。18世紀の終わりに、湿気対策として、教会の床が80センチメートルほど持ち上げられたからだと思います。
5. 外観(後陣)
橋を渡ってミュ(Mue)川を越えると、教会に近づくことができます。
後陣の盲アーチや開口部には、幾何学模様が彫られています。
平らな後陣と四角いクワイヤは12世紀のものですが、クワイヤには13世紀に尖頭アーチの窓が開けられました。

6. 外観(身廊)
南に行きます。

12世紀には、身廊の南北に細長い側廊がありました。
18世紀(教区記録によれば1729年の少し前)に側廊が取り壊され、身廊の大きなアーチは壁で塞がれました。
1896年から1902年にかけて行われた修復工事で、石積みの中に埋もれていた柱頭が掘り出されました。

サン=ガブリエル(Saint-Gabriel)の柱頭を思い出します。

軒下に盲アーチがあり、彫刻された持ち出しによって支えられています。

持ち出しの彫刻は、幾何学模様、人物、動物などです。
髭を生やした顔や、大きな歯が並ぶ顔は、トルヴァ(Tollevast)を思い出します。
7. 外観(鐘楼)
鐘楼をみます。

四本の頑丈な柱の上に建てられた鐘楼は、建物の中で最も古い部分である。これらは1050年から1070年頃に遡ると推定され、上部構造はその後1080年から1090年の間に築かれた。
尖塔には、四足獣が置かれています。

奇妙な顔。

てっぺんには、髭を生やした男性が座っています。

8. 外観(西扉口)
西に行きます。

西扉口には、ギザギザ模様のアーキヴォルトがあります。
その押しつぶされたような形は、サヴィニー(Savigny)を思い出します。

Église Saint-Pierre de Thaon。ロマネスク建築の最も美しい例のひとつです。
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