フェッラッツァーノ(Ferrazzano)

2024年夏🌻の旅行の始まりです。私は羽田空港🇯🇵を出発し、7月28日(日)にフィウミチーノ空港🇮🇹に着きました。翌日からロマネスクを巡ります。

7月29日(月)、最初の目的地は Ferrazzano、Chiesa Parrocchiale di S. Maria Assunta です。

ここは、ロマネスク様式の西扉口と説教壇があります。

2024年は月曜から金曜9:00〜19:00と日曜8:00〜21:00に開いていました。

目次

1. Ferrazzano へ .
2. 概要 .
3. 航空写真 .
4. 外観(南東側) .
5. 外観(西側) .
6. 内観 .

1. Ferrazzano へ

フェッラッツァーノ(Ferrazzano)は、モリーゼ州カンポバッソ県にある町です。カンポバッソ(Campobasso、県都でありモリーゼ州の州都)の約3km南にあります。

教会は、山の上にあります。

私は山の上に向かう手前(Barのあるあたり)で、駐車場に車を停めました。

そこから、道の真ん中で寝ている犬などを見ながら、細くて曲がっている道を約400メートル歩きます。

道の真ん中で寝る犬

階段の上に、教会の南壁が見えました。

南側遠景

2. 概要

FAI(Fondo Ambiente Italiano)による概要です。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

伝説によると、ボヴェ(Bove)という名の王が近親者である女性と恋に落ちた。彼女と結婚するために、王はローマ教皇に特免を求めた。教皇は、一晩で100の教会を建設することを条件にこれを承諾した。教会はすべて同じ大きさ、同じ建築様式でなければならないという条件付きであった。サンタ・マリア・ディ・フェラッツァーノ教会(Chiesa di Santa Maria di Ferrazzano)は、その一つである。

ボヴェ(Bove)という名の王が一晩で100の教会を建設する伝説は、マトリーチェ(Matrice)でも聞きました。

3. 航空写真

Googleマップによる航空写真です。東が上です。

Googleマップより

教会は、住宅がひしめく中に建っています。

4. 外観(南東側)

南壁の一部に、彫刻があります。

南側外観

後陣は、四角形。

車が停めてあるあたりの壁に、小さい彫刻が埋めこまれています。

南東側外観

神の子羊だと思います。

大きな胴体と小さな手足がかわいい。

南壁に埋め込まれた浮き彫り:神の子羊

ライオンたちだと思います。

南壁に埋め込まれた浮き彫り:ライオン
南壁に埋め込まれた浮き彫り:ライオン

アーチの迫石かもしれません。

5. 内観(西側)

西に行きます。

西側外観

西扉口はロマネスク様式です。

西扉口

ルネッタには鳥と植物、内側のアーチには絡み合う植物と動物、外側のアーチには神の子羊と四福音書記者の象徴が彫られているようです。

西扉口

6. 内観

教会の中に入ります。

身廊にて東を向く

第1柱間の北側に水盤や彫刻があります。いつの時代のものか、わかりません。

身廊第1柱間にて北を向く

第5柱間の南側にロマネスク様式の説教壇があります。

身廊第4柱間にて南東を向く

柱頭も柱も立派。

身廊第5柱間にて南東を向く

Chiesa Parrocchiale di S. Maria Assunta。ロマネスク様式の西扉口と説教壇があります。

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