2023年9月16日(土)の最後、二番目に訪れたのは Isola、聖ペトロ教会の鐘楼(Clocher roman de l’église Saint-Pierre)です。
素晴らしいアルプスの自然に囲まれた、優雅な鐘楼です。
1. Isola へ
イゾラ(Isola)は、フランス南東部のプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏アルプマリティム県にある人口約770人のコミューン(自治体)で、ニースの約35km北に位置します。
スキー・リゾートで有名なイゾラ2000があるなど、寒冷な気候の村です。
素晴らしいロマネスク様式の鐘楼が、教会がないのに、すっくとたっています。
2. 概要
現地には案内などは見当たりませんでした。ゾディアック(Zodiaque)la nuit des temps の『Alpes romanes』(以下「Zodiaque」)による概要です。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
この鐘楼は、ニース教区に属していたサン・ピエール教会の唯一の名残である。その教会は、17世紀に町に教区教会が建てられると放棄された。教会が廃墟となったにもかかわらず、12世紀の鐘楼が地元住民の目にその象徴的価値を保っていることは重要である。感動的な忠誠心をもって、時代を超えて保存されてきたのだ。
この後も、Zodiaque を引用する時に太字で書きます。
3. 鐘楼
細長い塔(幅3.8メートル、高さ16メートル)で、3層の窓がある。柱頭の簡素な装飾(仮面、フクロウの頭、様式化された植物のモチーフなど)に注目していただきたい。
柱頭の装飾は、残念ながら私にはよく見えませんでした。
でも、自然の中に佇む姿が美しい。
聖ペトロ教会の鐘楼(Clocher roman de l’église Saint-Pierre)。素晴らしいアルプスの自然に囲まれた、優雅な鐘楼です。
・
・
・