2023年8月7日(月)の最後、五番目に訪れたのは Biella、Battistero di S. Giovanni Battista です。
ここは、平面が正方形の各辺に四つの半円形が付けられた興味深いプランです。小石と煉瓦造りの外観が素晴らしいです。
洗礼堂は閉まっていました。私は洗礼堂の中に入りませんでした。
扉に Città e Cattedrali による張り紙があり「洗礼堂と『日曜日のキリスト』の絵をご覧になりたい方は聖具室にお申し出ください。ミサ中は訪問できません。」と書いてありました。
目次
1. Biella へ .
2. 概要 .
3. 平面図
4. 外観 .
〜Airbnb〜. .
1. Biella へ
私はピヴェローネ(Piverone)から北に約20km、27分ほど運転して、町の洗礼堂に着きました。18:00頃のことです。
車はロープウェイ前の無料駐車場(Parcheggio della Funicolare)に停めました。
2. 概要
現地には Città e Cattedrali のサイトにつながるQRコードが掲示されていました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
洗礼堂は大聖堂の左側にあり、ピエモンテにおけるロマネスク芸術の最も重要な例のひとつとされている。
11世紀初頭にローマ時代の埋葬地に建てられた洗礼堂は、小石と煉瓦造りの4面体の小さな建物で、四つの半円形の後陣を区切る強固なバットレスが八角形のティブリウムを支え、後世の正方形のランタンが頂点を覆っている。
主扉口には、2人のプッティ(putti)が描かれたローマ時代の大理石の浮き彫りが見られるが、これは洗礼堂の建設中に発掘されたもので、装飾的な要素として再利用されたものであろう。この浮き彫りがあることから、歴史学者たちは何世紀にもわたって、この建物を異教の神殿とみなしてきた。
プッティ(putti)は複数形です。単数ではプット(putto)。幼児や子供の姿で、翼が生えていることが多いです。
内部には、13世紀後半の「乳の聖母」と殉教者の聖人像、14世紀前半の聖人像、14世紀半ばの多数のシノピアなど、少なくとも三つの装飾活動の断片的なフレスコ画が発見されている。
シノピア(sinopia)の名はシノペという赤土の産地に由来し、元々は赤褐色の顔料のことを意味していました。その後、シノピアで描かれた絵画やフレスコ画の下絵を幅広くさすようになりました。
3. 平面図
ゾディアック(Zodiaque) la nuit des temps の『Piémont-Ligurie roman』による平面図です。
ガッリアーノ(Galliano) の洗礼堂を思い出しますが、あちらには後陣を区切るバットレスはありません。
4. 外観
南側に大聖堂、北側に市役所のある Palazzo Oropa。大きな建物に挟まれて、ひっそりと佇んでいます。
窪みのあるアーチは、エム(Aime) や アリアテ(Agliate) を思い出します。
付け柱も美しい。
Battistero di S. Giovanni Battista。平面が正方形の各辺に四つの半円形が付けられた興味深いプランです。小石と煉瓦造りの外観が素晴らしいです。
〜Airbnb〜
この日の全ての見学を終えた私は、北東に約25km、32分ほど車を運転して、Gaglianico という町にある Airbnb にチェックインしました。台所兼食堂兼居間、シャワー・トイレ、寝室一つという間取りの一軒家の一部です。車は敷地内の家の真ん前に駐車できました。
1泊の総額が€ 63.54 EURでした。
台所があるので自炊ができて良かったです。
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