セッツァディオ(Sezzadio)

2023年7月31日(月)、二番目に訪れたのは Sezzadio。Abbazia di Santa Giustina です。

ここは、地下聖堂が素晴らしいです。

個人所有ですが、GT VILLA BADIA SRL に事前に連絡することで見学可能です。私はemailで予約しました。

目次

1. Sezzadio へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 東側外観 .
5. 南側外観 .
6. 内観 .
 6-1 地下聖堂 .
Airbnb. . .

1. Sezzadio へ

私はカソレッツォ(Casorezzo)のあと、南西に約84km、56分ほど運転してカザーレ・モンフェッラート(Casale Monferrato)という町に行きました。大聖堂は開いていたのですが、大聖堂内のモザイクの展示が閉まっていました。9月9日に再訪してモザイクを見学したので、9月9日の記録として書きます。

州境を超えました。カソレッツォ(Casorezzo)はロンバルディア州でしたが、カザーレ・モンフェッラート(Casale Monferrato)はピエモンテ州です。8月4日(金)まで、16ヶ所、ピエモンテ州のロマネスクを巡ります。

私はカザーレ・モンフェッラート(Casale Monferrato)から南に約50km、42分ほど運転して、村はずれの修道院に着きました。16:45頃のことです。

北西側外観

芝生が広がっていて、自動芝刈り機が活躍していました。

あらかじめ「17:30には教会を閉めますから、時間厳守でお願いします」と聞いていました。私が着くと、鍵を持った人がすぐに私を見つけてくれました。

2. 概要

教会の外にQRコードと案内板がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

722年にロンゴバルド王リウトプランド(Liutprando)によって教会が建てられ、1030年にアレラミチ(Aleramici)家のオトベルト(Otberto)侯爵によってベネディクト会修道院が設立され、全面的に増改築された。

修道院に隣接する Villa Badia は、ベネディクト会修道院の基礎の上に建設されたもので、1600年にミラノの S. Ambrogio 修道会によって再建された後、1800年代末に Frascara 伯爵家によって拡張され、彼らの私邸となった。

この後も、案内板を引用するときは太字で書きます。

3. 平面図

現地には平面図が見当たりませんでした。ゾディアック(Zodiaque) la nuit des temps の『Piémont-Ligurie roman』による平面図です。東が上です。

(Zodiaque) la nuit des temps の『Piémont-Ligurie roman』による平面図

濃い線は11世紀の建築部分です。

4. 東側外観

南北の翼廊が巨大です。三後陣が小さく見えます。

北東側外観

5. 南側外観

付け柱や盲アーチが美しいです。

南側外観

6. 内観

教会の中に入ります。

身廊と南北の側廊を仕切る柱には16世紀の装飾が見られる。

身廊にて東を向く

主後陣には14~15世紀のフレスコ画が残されている。

身廊にて東を向く

北翼廊に壁画があります。

内陣にて北東を向く

特徴的な帯の装飾があります。

主後陣(14~15世紀)のフレスコ画よりも、ずっと古そうです。

北側廊にて東を向く
6-1. 地下聖堂

地下聖堂に行きます。

地下聖堂にて北東を向く

地下聖堂はロンゴバルド王リウトプランド(Liutprando)の時代に遡る。

文字があります。

地下聖堂のモザイク

OTBERTUS…と読めます。

オトベルト(Otberto)侯爵が教会を増改築したことを記念しているのだと思います。

地下聖堂にて東を向く

簡素なモザイクが美しいです。

Abbazia di Santa Giustina。地下聖堂が素晴らしいです。

〜Airbnb〜

この日の全ての見学を終えた私は、北西に約63km、48分ほど車を運転して、Tigliole という村の外れにある Airbnb にチェックインしました。台所兼食堂兼居間、シャワー・トイレ、寝室一つという間取りの一軒家です。車は敷地内の家の真ん前に駐車できました。

4泊の総額が€ 203.33 EURでした。

Airbnbの台所兼食堂兼居間

必要なものは全て揃っていたし、オーナーご家族は親切で、良かったです。

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