Tuscania の Basilica di San Pietro、続きです。主に教会の内側をみます。
ここは、外観ではファサードと後陣、内観では柱頭彫刻と内陣障壁と地下聖堂が素晴らしいです。
目次
平面図 .
内観:全体、柱頭彫刻 .
内観:内陣障壁 .
内観:後陣のフレスコ画 .
内観:地下聖堂 .
内観:ノコギリのようなアーチ .
アルファベットは、基本的に全てイタリア語です。
平面図
前回<2>でもご紹介した、教会の外の案内板にあった平面図を再掲します。西が上です。

通常はファサードが西に、祭壇が東にありますが、こちらの教会は逆向きです。
内観:全体、柱頭彫刻
まず、床モザイクと柱頭彫刻が目に飛び込んできます。

柱頭彫刻、すごいです。

何を思って、こんな、パイナップルみたいな葉っぱを彫ったのか。びっくりです。
内観:内陣障壁
交差部から祭壇方向をみます。

内陣には、8世紀から9世紀のオリジナルの教会の彫刻が残っている。

8世紀から9世紀のオリジナルの教会の彫刻、すごくかっこいいです。
内観:後陣のフレスコ画
後陣に壁画があります。

12世紀には、壁面は完全にフレスコ画で覆われていたが、1971年の地震で破壊されてしまった。
同時期に描かれたのが、右の小後陣にある「二人の司教に祝福を与えるキリスト」と左の小後陣にある「キリストの洗礼」である。
内観:地下聖堂
側廊から地下聖堂におりられます。
地下聖堂には、縦に九つの身廊があり、ローマや中世初期の建物から再利用した28本の柱と大理石の柱頭が連なる。
648年に、殉教したTuscaniaの守護聖人であるSecondiano、Veriano と Marcelliano の遺体が安置された。
祭壇後陣には、天使と聖ペトロとパウロの間に座す聖母、その周りに使徒と神の仔羊が描かれている。
12世紀中頃のものである。
内観:ノコギリのようなアーチ
最後に変なものをひとつご紹介。
右の側廊と、右の小後陣の間にあるアーチ部分が、変なんです。

ノコギリのように、ギザギザにしてあります。

どうしてこんな姿にしてあるんでしょう?

誰かわかる人がいたら、教えてください。
Basilica di San Pietro。外観ではファサードと後陣、内観では柱頭彫刻と内陣障壁と地下聖堂が素晴らしいです。
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