トゥスカニア(Tuscania)<3>

Tuscania の Basilica di San Pietro、続きです。主に教会の内側をみます。

ここは、外観ではファサードと後陣、内観では柱頭彫刻と内陣障壁と地下聖堂が素晴らしいです。

目次

平面図 .
内観:全体、柱頭彫刻 .
内観:内陣障壁 .
内観:後陣のフレスコ画 .
内観:地下聖堂 .
内観:ノコギリのようなアーチ .

アルファベットは、基本的に全てイタリア語です。

平面図

前回<2>でもご紹介した、教会の外の案内板にあった平面図を再掲します。西が上です。

平面図

通常はファサードが西に、祭壇が東にありますが、こちらの教会は逆向きです。

内観:全体、柱頭彫刻

まず、床モザイクと柱頭彫刻が目に飛び込んできます。

身廊にて祭壇を向く

柱頭彫刻、すごいです。

柱頭彫刻

何を思って、こんな、パイナップルみたいな葉っぱを彫ったのか。びっくりです。

内観:内陣障壁

交差部から祭壇方向をみます。

内陣障壁

内陣には、8世紀から9世紀のオリジナルの教会の彫刻が残っている。

内陣障壁(transenna)

8世紀から9世紀のオリジナルの教会の彫刻、すごくかっこいいです。

内観:後陣のフレスコ画

後陣に壁画があります。

主後陣

12世紀には、壁面は完全にフレスコ画で覆われていたが、1971年の地震で破壊されてしまった。

右の小後陣
左の小後陣

同時期に描かれたのが、右の小後陣にある「二人の司教に祝福を与えるキリスト」と左の小後陣にある「キリストの洗礼」である。

内観:地下聖堂

側廊から地下聖堂におりられます。

地下聖堂には、縦に九つの身廊があり、ローマや中世初期の建物から再利用した28本の柱と大理石の柱頭が連なる。

648年に、殉教したTuscaniaの守護聖人であるSecondiano、Veriano と Marcelliano の遺体が安置された。

柱と柱頭
柱と柱頭

祭壇後陣には、天使と聖ペトロとパウロの間に座す聖母、その周りに使徒と神の仔羊が描かれている。

祭壇
壁画

12世紀中頃のものである。

内観:ノコギリのようなアーチ

最後に変なものをひとつご紹介。

右の側廊と、右の小後陣の間にあるアーチ部分が、変なんです。

右側廊にて小後陣を向く

ノコギリのように、ギザギザにしてあります。

ノコギリのようなアーチ

どうしてこんな姿にしてあるんでしょう?

ノコギリのようなアーチ

誰かわかる人がいたら、教えてください。

Basilica di San Pietro。外観ではファサードと後陣、内観では柱頭彫刻と内陣障壁と地下聖堂が素晴らしいです。

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