2022年8月29日(月)、最初に訪れたのはBeauzac。Église Saint-Jean-Porte-Latine です。
ここは、ヴレ(Velay)地方で唯一知られているロマネスク様式の地下聖堂があり、細い柱に素朴な柱頭彫刻があります。
Beauzac へ
夫と私は宿をチェックアウトし、北に49分ほど車を運転して、子供の声が響く町に着きました。11時頃のことです。
子供の声は、教会の北にある学校からで、小学生くらいの学齢の子供たちがいました。
Église Saint-Jean-Porte-Latine の概要
教会の外に案内板がありました。一部を抜粋して太字で和訳します。
最初の文書記録は10世紀。ロマネスク様式のクワイヤ、後陣、交差部は歴史的建造物に指定されている。翼廊の二つの礼拝室と、ゴシック様式の二つの柱間からなる身廊は、15世紀のものである。第3の柱間は、18世紀に増築されたものである。
ヴレ(Velay)地方で唯一知られているロマネスク様式の地下聖堂は、もともと聖人の遺物を納めており、人々はそれを拝観して崇拝することができた。二つの階段は、行列の通行を可能にしていた。Beauzac の多くの領主が埋葬され、土で埋め尽くされ、忘れ去られていた。1847年に行われた工事により、再び発見された。
フロアプラン
教会の外の案内板にフロアプランがありました。東が上です。
12世紀の建築が残るのは、後陣、身廊と交差部の間の柱、地下聖堂。
地下聖堂のフロアプランも案内板にありました。
外観をみます。
Église Saint-Jean-Porte-Latine の外観:全体
南側はゴシック様式。
子どもたちに声をかけていた先生らしき人に、教会の写真を撮らせてくださいとお願いして、教会の北側もみました。
北側もすっかりゴシック様式です。
教会の中に入ります。
Église Saint-Jean-Porte-Latine の内観:全体
教会の中の、全体の様子。
ロマネスク様式が残るのは交差部から東。
柱頭は植物模様。
地下聖堂に入ります。
地下聖堂
階段をおりると、
12の細い柱と柱頭彫刻が並んでいました。
素朴で美しい。
Église Saint-Jean-Porte-Latine。ヴレ(Velay)地方で唯一知られているロマネスク様式の地下聖堂があり、細い柱に素朴な柱頭彫刻があります。
かつてのオーヴェルニュ地域圏を車🚗で巡る旅の終了
さて、ここボーザック(Beauzac)はオート=ロワール県(Haute-Loire)にあります。かつてのオーヴェルニュ地域圏。
かつてのオーヴェルニュ地域圏は、2016年1月1日にローヌ=アルプ地域圏と統合されてオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏となりました。
9月5日に電車🚈でオート=ロワール県(Haute-Loire)に戻り、4日間ほどル・ピュイ=アン=ヴレ(Le Puy-en-Velay)を訪ねますが、かつてのオーヴェルニュ地域圏を車🚗で巡る旅はここボーザック(Beauzac)で終了です。
次回からは、かつてのローヌ=アルプ地域圏を車🚗で巡ります。
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