ルッカ(Lucca)<3>

2019年GWの旅行十日目、三番目の目的地はLucca。バルガ(Barga)から南に約38km、車で約50分の道のりです。

Luccaでは合計七つの聖堂を見学しました。

うち二つは5月1日に見学済みでしたから、残りの五つをこの日、5月3日に見学です。

グーグルマップを編集して訪問番号を加えました。

レンタカーを返却し、車の運転に必要だった物(シガーソケットをスマホ充電に使うための増設ソケット+USBケーブルやら、ナビに使うスマホを固定するための車載マウントやら、けっこうかさばって重いの)を宿に置くと、ひと息つく間もなく見学に飛び出しました。

このとき、すでに15時を過ぎてましたから、五つの聖堂を見学したければ急がねばなりません。宿から北東に約1km、徒歩12分の道のりを早足。

途中で好きな市場があるのを横目にみつつ、、、行ってみたい気持ちをぐっと我慢。

サン・フレディアーノ聖堂(Basilica di San Frediano)の鐘楼が見えました。

後陣を見ます。

建物の西側にあります。

次に、ファサードへ。

ファサードと鐘楼

ファサードを正面から。

上のモザイク画が特徴的

通常はファサードが西にあり、東を向いて祈りを捧げますが、ここでは逆。このファサードは東にあります。

ファサードの中央扉口のまぐさ装飾

中に入ります。

毎日9:00~18:30まで開いています。一人€3の見学料を払って入場。

ファサードを背にして後陣を向く

入場料を払うとリーフレットをくれます。それによると、6世紀前半にアイルランド人の司教であるフレディアヌス(イタリア語でフレディアーノ)がこの場所に教会をおこし、スペインのサラゴサの助祭で4世紀に殉教した聖ヴィンセンティウスに捧げました。

フレディアヌス司教がこの地に埋葬されると、教会は聖フレディアヌスと聖ヴィンセンティウスの両方の名を冠するようになり、ロンゴバルド時代には聖アウグスティヌス修道規則に従う宗教共同体を拡張し、発展しました。

建物は、12世紀に当時の都市計画のために後陣を逆位置に変えて現在の姿になり、13世紀~14世紀に昇天するイエスを描いたモザイクがファサードに置かれました。

14世紀~16世紀になると貴族らが側廊などに複数の礼拝堂を置いて礼拝や埋葬を行うようになり、三身廊の幅だったファサードは横に広げられました。

ゾディアック(Zodiaque)の la nuit des temps によるフロアプラン
北側廊。右側に礼拝堂がいっぱい。
南側廊。左側に礼拝堂がいっぱい。
身廊から北側廊を見る
身廊から南側廊を見る
後陣を背にしてファサードを向く

床が美しいんです。ここ。

特に内陣の床が、驚嘆もの。

もそっと近うに。

立入禁止を示すロープが、歯がゆい。

なるべく上手くフレームに入るように背伸びして手を伸ばして、撮ります。

カラフル

こーんなで、

見事

こーんな。

極彩色

さらに祭壇の裏にも

だめだ。もう、背も手も、これ以上のばせない。

極彩色の床を見て目がカラフルなのに慣れたところで、ファサードのモザイクを見ましょう。

昇天するイエス

サン・フレディアーノ聖堂(Basilica di San Frediano)、ファサードのモザイクと内陣の床装飾が絢爛です。

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