エルヌ(Elne)<2>

Elneのエルヌ大聖堂、続きです。回廊(cloister)を見ます。

実は、彫刻を見ながらぐるぐる歩き回っていると、どの彫刻がどこにあるんだか混乱しました。どこだ、ここ?ってな感じで。

私しばらく悩んだんです。壁の表示、建物の配置と案内シートをじっくりと見比べて、ようやく理解できました。

まず、cloister の雰囲気をご紹介します。

北西の角から West Gallery を見ると、左に中庭と柱頭彫刻、正面に14世紀ゴシックの扉口(portal)が見えます。Catheral への入口です。

柱頭彫刻の他にも sarcophagus (石棺)なんかがいっぱい置いてあります。こちらは4世紀末から5世紀頃のもの。

私がスマホで撮影している影がバッチリ写ってしまいました。夕方になっても快晴で、陽光が眩しかった。

この cloister かなり居心地が良かったです。彫刻と中庭が美しくて、青空が気持ち良くて。

セラボヌ(Serrabone)コルネイヤ・ド・コンフラン(Corneilla-de-Conflent)の柱頭彫刻に似ています。

次に、詳細をご紹介します。

場所ごとに年代が違います。借りた案内シートにフロアマップと説明がありました。

South Gallery が12世紀末頃
West Gallery が13世紀初頃
North Gallery が13世紀中頃
East Gallery が14世紀初頃

ロマネスクでは無いものも含めて、それぞれについて書きます。
まず、East Gallery (14世紀初頃)から。

案内シートのフロアプランで⑥の場所にある柱頭はイエスの降誕前後の場面を描いています。

⑥ 南面は、受胎告知(the Annuciation)と聖母マリアのエリザベト訪問(the Visitation)

⑥ 東面は、降誕(the Birth of Christ)と羊飼いへの告知(the Annunciation to the Shepherds)

⑥ 北面は、三博士とヘロデ王(the Three Kings and Herod)

案内シートのフロアプランで⑦の場所にある柱頭は三博士の場面を描いています。

⑦ 南面は、星に向かって旅をする三博士(the Kings following the star)

⑦ 東面は、三博士の礼拝(the Adoration of the Magi)

⑦ 北面は、三博士の夢(the Magi’s Dream)と幼児虐殺(the Massacre of the Innocents)

案内シートのフロアプランで⑧の場所にある柱頭はイエスの子供時代以降を描いています。

⑧ 南面は、エジプトへの逃避(the Flight into Egypt)

⑧ 東面は、神殿で神学者と議論するイエス(Jesus in the Temple with the Doctors of the Church)

⑧ 北面は、聖母マリアのお眠り(the Dormition of the Virgin)、マグダラのマリアに現れた復活のイエス(Christ Resurrected meeting Mary Magdalene)

次に、North Gallery(13世紀中頃)をご紹介。

案内シートのフロアプランで⑤の場所にある柱頭は三頭の馬と人と王を描いています。

⑤ この題材は cloister 内に繰り返し使われています。三博士とヘロデ王(the Three Kings and Herod)ではないか、と言う人もいますが、詳細は不明です。

案内シートのフロアプランで④の場所にある柱頭はこの cathedral の守護聖人である聖エウラリアを描いています。メリダの貴族だった聖エウラリアは信仰を放棄することを拒否し、若くしてキリストと同じように迫害されました。

④ 東面

④ 北面

④ 西面

次回、West Gallery(13世紀初頃)と South Gallery(12世紀末頃)をご紹介します。私の好きな柱頭彫刻があります。

 

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