セラボヌ小修道院、続きです。回廊の柱頭彫刻の詳細です。こんなのを彫るなんて、余程すごい腕を持った石工だったに違いない。
柱は2本ずつ四箇所に配置されていて、計8本。
柱も柱頭も、コンフランのピンク大理石でできています。
まず、南側を右にして順に見ます。
動物も人も、存在感や表情の繊細さが鮮やかです。個人的には、この旅行でこれまで見た彫刻の中で、一番の迫力でした。息をのみましたもん。
ロマネスク彫刻のヘタウマや愛嬌が好きな私ですが、卓越した表現力に、痺れました。
次に、南側を左にして順に見ます。
二つずつ並んでいる柱頭彫刻を落ち着いて見てみると、南側の彫刻より北側の彫刻の方が、かっこいいです。
南側は外側で、より風雨にさらされる位置なんです。でも風雨で摩滅してぼやけたからと言うより、最初から別人が彫った印象です。南側(外側)のも十分、上手なんですが、北側(内側)を彫った石工が絶対、うますぎ。
下に降りられます。降りて外側から回廊を見上げると、より南側(外側)の彫刻の様子が分かります。
こんな感じです。。。なんか、うますぎない外側の彫刻、かわいい。
回廊、うますぎる彫刻に痺れるわ、うますぎない彫刻に悶えるわ、面白いです。
次回、身廊に入ります。
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