パヴィア(Pavia)<2023-3>

2023年9月6日(水)の最後、三番目に訪れたのは、ヴィスコンティ城の市立博物館(Musei Civici del Castello Visconteo)です。

ここは、ローマ時代から近代まで数多くの作品が展示されています。

2023年、博物館は月曜から金曜は14:00〜18:00(ただし火曜は休館)、土曜、日曜と祝日は10:00〜18:00に開いていました(ただし1月1日、8月15日、12月25日と26日は休館)。入館料は€10でした。

私は2022年に最初にPaviaを訪れました。2023年については、以下のように3回に分けて書いています。
<2023-1> Chiesa Parrocchiale di San Lanfranco
<2023-2> Basilica di San Teodoro
<2023-3> Castello Visconteo di Pavia – Musei Civici

目次

1. Musei Civici del Castello Visconteo へ .
2. ローマ時代 .
3. ロマネスク時代 .

1. Musei Civici del Castello Visconteo へ

1360年にガレアッツォ2世・ヴィスコンティ(Galeazzo II Visconti)によって建てられたパヴィア城は、要塞というよりも、文化的で洗練された居城でした。

第二次世界大戦後、城内に市立博物館が設置されました。博物館には、ローマ、ゴート、ロンゴバルドの素晴らしい作品を展示する考古学・中世初期のセクション、ロマネスク、ゴシック、ルネサンスのセクション、さらに近代まで、充実した展示があります。

Musei Civici del Castello Visconteo

博物館は、パヴィアの中心部の北側に位置します。

博物館に展示されていた作品の中で、私が気になったものについて書きます。

2. ローマ時代

鳩の形をしたガラス瓶(1〜2世紀)。

ガラス瓶
ガラス瓶(別角度)

形も色も、なんとも優美です。

薄い陶器でできた壷(1〜2世紀)。粘土で装飾が施され、人の顔が描かれている。

陶器の壷

魔除けになりそうな、強烈な顔です。

3. ロマネスク時代

サン・マリア・デル・ポポロ(S. Maria del Popolo)教会にあった柱頭(11世紀末)。

柱頭

なんだか、みなさん、お幸せそう。

クレモナ(Cremona)で見た柱頭を思い出します。

同じく、サン・マリア・デル・ポポロ(S. Maria del Popolo)教会にあった柱頭(11世紀末)。

柱頭

槍を持つ人物、腰にあてた指が繊細です。また、ライオンが迫っているのに笑顔なのが良いです。

アーチの迫持(せりもち)の断片(12世紀)

迫持(せりもち)の断片

幻想的な生き物たちのたたかい、だと思いますが、仲良く遊んでいるようにも見えます。

サン・ピエトロ・イン・チエル・ドーロ(San Pietro in Ciel d’Oro)にあった、光沢装飾が施されたマジョリカ焼の深皿

深皿

おそらく、サン・ピエトロ・イン・チエル・ドーロ教会のファサードを飾っていたものだと思います。こんなに繊細で美しかったとは。陽を浴びて輝いていたことでしょう。

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