Église Notre-Dame、続きです。7月31日(日)の朝一番に、非公開部分を訪問しました。
Église Notre-Dameの南扉口の前に
- Huriel au fil des siècles 協会の会長
- 協会長夫人
- 非公開部分(私有地)の居住者
- 宿(Viva Villa)のご主人
- 私
総勢五名が集まり、見学開始です。
Église Notre-Dame 礼拝室から中庭へ
訪問するのは、教会の北側です。
前日には閉まっていた小修道院礼拝室(Chapelle du Prieuré)の西扉が開かれます。
西扉を出ると、目の前に中庭が広がりました。
南(向かって左)を向いて教会に目をやると、今は塞がれていますが、こちら側に扉口が二つあったことがわかります。
身廊に一つと、翼廊に一つ、塞がれた扉口を確認できます。
北を向くと、かつて小修道院(英:priory、仏:prieuré)だった建物があります。
現在は住宅として使われているため、機能的な設備や家具で整えられていますが、さりげなく置いてあるタペストリーや家具、絵画などの幾つかが、16世紀のものと聞いて驚きました。上の階には図書室もあって、豊かな生活だなあと感心しました。
かつて小修道院だった建物の北側にまわると、北扉口があります。
こちらには、かつてぶどう畑があったと聞きました。野良仕事に出るために使っていた扉口のようです。
扉口には、素朴な装飾があり、二つの人の顔がついています。彼らは頭頂部の剃髪(トンスラ)があるので、きっと修道士ですよね。「この扉口は修道士専用」ってこと?
東側にまわると、開放的な空間があり、教会の後陣を北東からみられます。
朝の光を浴びて美しい姿に思わず興奮しました。
私は、見学を終えて関係者にお礼を言い、宿に戻って出発の準備をしました。
運転中のおやつとして、バゲットの薄切りを一枚だけ分けて欲しいと頼む私に、宿のご夫婦は大きなパンとチーズとゆで卵二つと、リンゴのタルトもくれました。
さらに、宿の菜園で朝摘みしたハーブたちをくれました。
ラベンダーに、ローズマリーに、レモングラスに、、、たくさん。
私がこちらの宿で初めて飲んで美味しさに感激したレモングラス・ティー。レモングラスの葉は、乾燥すると保存ができ、湯を注ぐと美味しく飲めます。
9月下旬に尽きてしまいましたが、それまでずっと、もらったレモングラスでハーブティーを飲んだんです。レモングラスの香りがたちのぼるたび、ご夫婦の笑顔や朝の光を浴びたロマネスク教会の美しい姿がうかんできました。
Huriel の Église Notre-Dame、ロマネスク教会を訪ねると、思いがけない出会いとご厚意に恵まれました。
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