2025年5月13日(火)、最初に訪れたのはTennie、Église Sainte-Corneille-et-Saint-Cyprienです。
ここは、交差部とクワイヤの柱頭が良いです。また、南翼廊にメロヴィング朝時代のものとされているまぐさ石があります。
2025年、教会は毎日昼休みなく開いていました。
目次
1. Tennie .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観(西側) .
5. 外観(東側) .
6. 内観(交差部とクワイヤ) .
7. 内観(南翼廊) .
1. Tennie
テニー(Tennie)は、ペイ・ド・ラ・ロワール地域圏サルト県にある町で、県都ル・マンの約20km北西にあります。
教会は、町の中心にあります。

2. 概要
ゾディアック(Zodiaque) la nuit des temps『Maine Romane』による概要です。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
この旧小修道院教会(prieurale)は、ル・マンのラ・クチュール修道院(abbaye de la Couture du Mans)の管轄下にあり、1085年に設立され、聖コルネリウスと聖キプリアヌスに捧げられた。
現在の建物は、12世紀初頭以降に建てられたものである。
非常にシンプルな構造(単身廊、翼廊、現在は大部分が失われた小後陣、長い直線的な身廊、後陣)の教会は、注目すべき特徴がある。まず、11世紀からノルマンディーとトゥレーヌの間で起こった影響の変遷について教えてくれる。この影響は、オー=メーヌ(Haut-Maine)地方にも確実に痕跡を残している。次に、ル・マンの大きな教会、特にラ・クチュール(la Couture)やル・プレ(le Pré)で採用された建築様式について明らかにしてくれる。
この後も、『Maine Romane』を引用する時に太字で書きます。
3. 平面図
ゾディアック(Zodiaque) la nuit des temps『Maine Romane』による平面図です。東が上です。

4. 外観(西側)
西に行きます。
西側のファサードは、四つのバットレス(角に二つ、中央に二つ)によって垂直に分割されている。すでに、トゥーレーヌ地方特有の建築様式が見て取れる。この地方では、広大なアーチのない身廊が、ロマネスク様式のあらゆる時代に建設され、ファサードの四つのバットレスは、単身廊でも一般的に使用されていた。テニー(Tennie)では、わずかな違いはあるものの、12世紀のフェリエール・ラルソン(Ferrière-Larçon)に見られるトゥーレーヌ地方の様式が見て取れる。

西扉口はノルマンディー・ロマネスク様式で、キザギザ模様が特徴的です。

5. 外観(東側)
東に行きます。
主後陣の付け柱は、半角柱の上に半円柱がのっています。軒下には彫刻された持ち送りがあります。

6. 内観(交差部とクワイヤ)
教会の中に入ります。

身廊は、クワイヤや交差部より、広いです。
身廊の交差部より広い部分は、「ベリー風(berrichons)」と呼ばれる通路で翼廊とつながっている。この通路は、ベリー地方で多く見られ、ロッシュ(Loches)、ヴィランドリー(Villandry)などロワール川中流域でも見られる。

交差部とクワイヤの柱頭に彫刻があります。

歯をむき出す。

ふたつの体に、ひとつの顔。

何が何やら。

7. 内観(南翼廊)
南翼廊の西壁に、古いまぐさがあります。

南翼廊の小さな扉の上には、2頭のライオンが、かなり密生した葉の茂みの両側に向き合うように彫られた切妻式のまぐさ石がある。この浮き彫りは、証拠はないが、メロヴィング朝時代のものとされている。
かわいい。

Église Sainte-Corneille-et-Saint-Cyprien。交差部とクワイヤの柱頭が良いです。また、南翼廊にメロヴィング朝時代のものとされているまぐさ石があります。
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