2025年5月6日(火)、二番目に訪れたのはBrélévenez、聖三位一体教会(Église de la Sainte-Trinité de Brélévenez)です。
ここは、後陣と周歩廊が美しいです。南扉口には聖三位一体を象徴する構造があります。また、南側廊には興味深い聖水盤があります。
2025年、教会は毎日11:00〜17:00に開いていました。
目次
1. Brélévenez .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観(後陣) .
5. 外観(南扉口) .
6. 内観(聖水盤) .
7. 内観(周歩廊) .
1. Brélévenez
ブレレヴネ(Brélévenez)は、ブルターニュ地域圏コート=ダルモール県にある集落で、県都サン=ブリユーの約55km北西にあります。
教会は、ランニオン (Lannion)の町の対岸、高い丘の上にあります。

2. 概要
教会の中に案内シートがありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
1190年頃に始まった教会の建設は、テンプル騎士団、あるいは三位一体修道会など他の軍事騎士団によって行われた。
後陣は、12世紀末(1190年)から13世紀初頭にかけてのロマネスク様式である。
また、南扉口も同時期のロマネスク様式である。上に立つ3本の柱は、1639年に加えられた。
12世紀に遡る地下聖堂は、18世紀に再建された。
聖水盤「praebendarium」。これは小麦の古い計量単位で、1ブッシェルに相当する。ランニオン (Lannion)で使用されたこの計量盤は、地代支払いに用いられ、教会の外かクルギル城(Château du Cruguil)にあったものであろう。
3. 平面図
案内シートによる平面図です。東が上です。

茶色:12世紀末
黄色:12世紀から13世紀
赤色:14世紀
桃色:15世紀末
黄色に黒点:18世紀
この後は、ゾディアック(Zodiaque) la nuit des temps『Bretagne Romane』を引用する時に太字で書きます。
4. 外観
南東に行きます。
後陣は、12世紀末(1190年)から13世紀初頭にかけてのロマネスク様式です。
南側の後陣は、外側にロマネスク様式のバットレスがあることから、最も古いものと思われる。
外観上、後陣の優雅さは際立っている。その構造はブルターニュ地方では珍しい。
花崗岩を削って造られ、基礎は片岩でできている。

半円形の付け柱が、彫刻が施された持ち送りで支えられた軒下まで伸びています。幅広の四角形であまり突出していないバットレスは、角が丸く加工されています。
北側には開口部がありませんが、南側には細長い窓があります。それらの細長い窓は、外側に張り出すモールディングで囲まれています。
こうした構造は、ポワトゥー地方やサントンジュ地方の建築様式を思い出します。

5. 外観(南扉口)
南に行きます。
南扉口も12世紀末(1190年)から13世紀初頭にかけてのロマネスク様式です。上に立つ3本の柱は、1639年に加えられました。
花崗岩の切石で造られている。

外側にある二重柱は、それぞれ、切妻の高さまで伸びる別の柱で覆われている。このかなり奇妙な配置は、教会が捧げられている聖三位一体(Sainte-Trinité)を想起させ、テンプル騎士団が大切にした三位一体を暗示していると考えられている。

6. 内観(聖水盤)
教会の中に入ります。

南側廊に興味深い聖水盤があります。
聖水盤「praebendarium」は、小麦の計量盤で、教会の外かクルギル城(Château du Cruguil)にあったものと考えられています。

これは、12世紀のものと思われる。
碑文が刻まれています。どう読むのかについては、いくつか仮説があるようです。
H(AE)C (EST) ME(N)SURA BLADI NU(N)QU(AM) (PE)RITU(RA)
これは滅びることのない穀物の測定器である
あるいは
H (AE)C ME(N)SURA BLADI(I) NU(NC RE)QU(I)RIT(UR)
今、この測定が要求される
7. 内観(周歩廊)
クワイヤの円柱には彫刻された柱頭があり、ヴォールトの美しい二重アーチを支えています。

聖三位一体教会(Église de la Sainte-Trinité de Brélévenez)。後陣と周歩廊が美しいです。南扉口には聖三位一体を象徴する構造があります。また、南側廊には興味深い聖水盤があります。
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