ニエバ(Nieva)

2024年8月26日(月)、最初に訪れたのはNieva、Iglesia de San Estebanです。

ここは、ポルティコの柱頭と後陣が良いです。

教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。

目次

1. Nieva へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 内観 .
5. 外観(後陣) .
6. 外観(ポルティコ) .

1. Nieva へ

ニエバ(Nieva)は、カスティーリャ・イ・レオン州セゴビア県にある村で、県都セゴビアの約32km北西にあります。

教会は、村の中心にあります。

北東側外観

北扉口は、煉瓦造りのロマネスク様式です。

2. 概要

教会の外に案内板がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

この教会は11世紀末に建てられたムデハル様式である。

「ムデハル」は残留者を意味するアラビア語に由来し、「ムデハル様式」はイスラム教建築とキリスト教建築が融合した様式を指します。

1998年に修復され、その作業により、それまで隠れていた内外装の要素が発見された。

そのポルティコは13世紀に遡り、煉瓦造りのアーチと、戦士や幻想的な生き物などの見事な彫刻が施された柱頭を持つ石柱がある。このポルティコは、おそらくは教会の最初の拡張部分に属する。18世紀の2度目の拡張部分にはヴォールトと祭壇がある。

教会は石と煉瓦で造られており、この建築物はさまざまな芸術様式が混在している。主後陣はムデハル様式で、煉瓦による半円形で多数の盲アーチがある。一方、教会の扉口はロマネスク様式である。

この後も、案内板を引用する時に太字で書きます。

3. 平面図

Románico Digital による平面図です。東が右です。

Románico Digital より

4. 内観

私は教会の中に入っていません。

Románico Digital による写真です。

Románico Digital より

1998年には、壁から白塗りが取り除かれ、元のレンガ造りと壁画の一部が現れた。

3人の人物の姿があります。

Románico Digital より

5. 外観(後陣)

東に行きます。

東側外観

主後陣はムデハル様式で、煉瓦による多数の盲アーチがあります。

南東側外観

6. 外観(ポルティコ)

南に行きます。

南側外観

ポルティコの柱頭に彫刻があります。

ポルティコ

四つの柱頭を西から順にみます。

柱頭1

西面と東面の両面に計4体のグリフォンが彫られています。

柱頭1
柱頭1(別角度)
柱頭2

西面には2人の騎士の戦いが彫られています。ソトサルボス(sotosalbos)の柱頭を思い出します。

柱頭2

東面には2体のグリフォンが彫られています。

柱頭2(別角度)
柱頭3

西面と東面の両面に計4頭のライオンが彫られています。

柱頭3

そのうち2頭のライオンは首に縄をかけられています。縄は男性が両手に掴んでいます。

柱頭3(別角度)
柱頭4

西面と東面の両面に計4体のハルピュイアが彫られています。

柱頭4
柱頭4(別角度)

Iglesia de San Esteban。ポルティコの柱頭と後陣が良いです。

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