1. Requijada へ

レキハダ（Requijada）は、カスティーリャ・イ・レオン州セゴビア県にある村で、県都セゴビアの約29km北東にあります。

Ermitaは、レキハダ（Requijada）の集落の約2km東、セガ（Cega）川の肥沃な平野（vegas）の中心にあります。

鐘楼の下の窓は、ジグザグ模様で装飾されています。

San Pedro de Gaíllos や San Miguel de Sotosalbos を思い出します。

2. 概要

教会の外にQRコードがありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

Ermita de Nuestra Señora de las Vegas
セゴビアのロマネスク建築の宝石のひとつである。教会の一部、特に南側廊、扉口、ポルティコは、11世紀末から12世紀初頭に建てられたもので、古代の初期キリスト教バシリカの上に建てられたのではないかと考えられている。その後、ロマネスク様式で身廊の残りの部分が建設された。

ポルティコ
ポルティコは最も素晴らしい特徴である。入口の両側に七つのアーチという最も純粋なロマネスク様式の配置がある。このアーチは柱頭に支えられており、柱頭はケンタウロス、鳥、人魚、人間の頭部、ハルピュイアなどの図像が描かれた、非常に豊かな彫刻で覆われている。

扉口
主扉口は、四つのアーチが印象的である。外側には花弁8枚の花が描かれ、2番目は格子状、3番目は溝状、4番目はバラのモチーフが描かれている。アーチは繊細なモールディングで縁取られた角柱の上に載っているが、ハルピュイアとライオンが彫刻された柱頭を持つ一対の円柱は例外である。これらのモチーフは、後陣の柱頭にも繰り返されている。

この後は、Románico Digital を引用する時に太字で書きます。

3. 平面図

Románico Digital による平面図です。東が右です。

4. 内観

私は Ermita の中に入っていません。

Románico Digital による写真と概要です。

この建物では、考古学発掘調査により、教会の下から9世紀から14世紀の遺跡を含む興味深い中世のネクロポリス（共同墓地）が発見されただけでなく、古代ローマ時代の建造物の存在も確認された。具体的には、浸水式洗礼盤が教会南側廊の南西角に現存しており、また、主扉口の近くにはモザイクが残る霊廟がある。

Almagro GorbeaとCaballero Zoreda は、この二つの宗教的・葬祭的建造物は5世紀頃の古代末期に属する大規模な敷地の一部を構成していたと結論づけている。また、この2人の歴史家は発掘調査中に、この複合施設の中心に教会があったことを示す基礎部分の遺構を発見している。したがって、ここで指摘しておく必要があるのは、この場所は遅くともローマ時代から聖域として守られてきたということである。

また、この教会がこの地域の住民にとっていかに愛され、重要視されているかについても強調しておくべきであろう。なぜなら、この教会にはペドラサの守護聖人であるロマネスク様式の聖母像「Virgen de las Vegas」が安置されていたからであり、現在ではレキハダ（Requijada）の教区教会に保管されている。

レキハダ（Requijada）の教区教会、Iglesia de Nuestra Señora de la Concepción に保管されているロマネスク様式の聖母像「Virgen de las Vegas」です。優しそうな聖母です。