2025年8月10日(日)、四番目に訪れたのはSaint-Côme-d’Olt、Portail de Lévignacです。
ここは、扉口だけが残されています。ティンパヌムが良いです。
目次
1. Saint-Côme-d’Olt .
2. 概要 .
3. Portail de Lévignac .
1. Saint-Côme-d’Olt
サン=コーム=ドルト(Saint-Côme-d’Olt)は、オクシタニー地域圏アヴェロン県にあり、県都であるロデーズの約25km北東に位置します。
扉口は、村の南端、私有地の一部に置かれています。

2. 概要
フランス文化省(Ministère de la Culture)による概要です。私が全文を太字で和訳します。
レヴィニャックのロマネスク様式の扉口(Portail roman de Levignac)
この自治体には地下聖堂を備えたロマネスク様式の礼拝堂があったと伝えられているが、現在は跡形もない。扉口のまぐさには、ニンブスをまとった2人の人物が開いた本を持っている様子が描かれている。まぐさの残りの部分には、二つのバラ窓と2匹の動物が装飾されている。この一連の装飾は、12世紀後半以降のものと思われる。
この後は、(Zodiaque) la nuit des temps『Rouergue roman』を引用する時に太字で書きます。
3. Portail de Lévignac
扉口をみます。

レヴィニャック(Lévignac)のティンパヌムは、さまざまな断片から構成されている。中央には、天使が2人並んで立ち、半ば消えかけたクリスモンが刻まれた円盤を掲げている。

上部右側には、巨大な魚に飲み込まれたヨナの姿が見て取れるようである。残りの装飾は、絡み合う円と、円に囲まれた花で構成されている。
『ヨナ書』2章
1: さて、主は巨大な魚に命じて、ヨナを呑み込ませられた。ヨナは三日三晩魚の腹の中にいた。
2: ヨナは魚の腹の中から自分の神、主に祈りをささげて、
3: 言った。苦難の中で、わたしが叫ぶと/主は答えてくださった。陰府の底から、助けを求めると/わたしの声を聞いてくださった。
4: あなたは、わたしを深い海に投げ込まれた。潮の流れがわたしを巻き込み/波また波がわたしの上を越えて行く。
5: わたしは思った/あなたの御前から追放されたのだと。生きて再び聖なる神殿を見ることがあろうかと。
6: 大水がわたしを襲って喉に達する。深淵に呑み込まれ、水草が頭に絡みつく。
7: わたしは山々の基まで、地の底まで沈み/地はわたしの上に永久に扉を閉ざす。しかし、わが神、主よ/あなたは命を/滅びの穴から引き上げてくださった。
8: 息絶えようとするとき/わたしは主の御名を唱えた。わたしの祈りがあなたに届き/聖なる神殿に達した。
9: 偽りの神々に従う者たちが/忠節を捨て去ろうとも
10: わたしは感謝の声をあげ/いけにえをささげて、誓ったことを果たそう。救いは、主にこそある。
11: 主が命じられると、魚はヨナを陸地に吐き出した。

ヨナが巨大な魚の腹の中に三日三晩いて、そこから生還したことは、イエスが十字架で死んで墓に葬られ、三日目に復活することの予型とされています。
『マタイによる福音書』12章
39: イエスはお答えになった。「よこしまで神に背いた時代の者たちはしるしを欲しがるが、預言者ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。
40: つまり、ヨナが三日三晩、大魚の腹の中にいたように、人の子も三日三晩、大地の中にいることになる。
Portail de Lévignac。扉口だけが残されています。ティンパヌムが良いです。
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