2024年8月26日(月)の最後、三番目に訪れたのはNavas de Riofrío、Iglesia de la Inmaculada Concepciónです。
ここは、南扉口が良いです。
教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。
目次
1. Navas de Riofrío へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観(南扉口) .
1. Navas de Riofrío へ
ナバス・デ・リオフリオ(Navas de Riofrío)は、カスティーリャ・イ・レオン州セゴビア県にある村で、県都セゴビアの約8km南西にあります。
教会は、村の中心にあります。

2. 概要
Románico Digital による概要です。自動翻訳(DeepL)に助けてもらいながら、私が一部を抜粋して太字で和訳します。
この村は、セゴビアの町の南、シエラ・デ・グアダラマ山脈の西斜面に位置する。Rio Frioという名前が最初に文書に記載されたのは1247年のことである。
この教会の外観は、その小ささとほとんど装飾がないことが特徴である。小さなポルティコで保護されたこの教会唯一の出入り口は、その構成と装飾の点で重要な作品である。
彫刻のモチーフから、この教会の年代は13世紀後半より前ではないと思われる。
この後も、Románico Digital を引用する時に太字で書きます。
3. 平面図
Románico Digital による平面図です。東が右です。

4. 外観(南扉口)
教会の南にはBarが2店あり、屋外に数多くのテーブルが置いてあります。
なんだか、豊かな空気が漂っていました。

私は2店のBarの両方に行き「もしかして教会のポルティコの鍵を開けられますか?」とききました。残念ながら2店とも「いいえ、教会の鍵はどれひとつ管理していません。」とのことでした。
ポルティコには金属柵があります。施錠されていたので、私はポルティコの中に入れませんでした。

金属柵のあいだから南扉口をみます。
13世紀後半より前ではないと思われる彫刻ですが、ロマネスク様式です。
近代に修復されています。
この扉口に修復作業が施されたことは、洗浄後の加工の跡が彫刻の外観を和らげていること、また、19世紀の文献との比較により新しいものと交換されたと思われる作品が複数あることから、明らかである。

柱頭には鳥たちが描かれています。左(西)側は鳩たち、右(東)側は雄鶏たちだと思います。
柱頭が支えているアーチには、24の迫石があり、その両端は植物や幾何学的な模様です。
内側の20の迫石には、動物、人物、幻想的な生き物などが彫られています。
内側の20の迫石について、左(西)から順にみます。
迫石1は翼のある鹿、迫石2は枝をくちばしにくわえる鳥、迫石3は二股人魚、迫石4は月、だと思います。

迫石5は2人の男性、迫石6はケンタウロス、迫石7は爬虫類のような生き物、迫石8は鳥、だと思います。

迫石9は女性、迫石10は男性、迫石11は3人の人物、迫石12は司教、迫石13は女性、だと思います。

迫石14から迫石16は鳥たち、迫石17は太陽、だと思います。

迫石18はバシリスク、迫石19はよく分かりませんが、迫石20は鳥、だと思います。

Iglesia de la Inmaculada Concepción。南扉口が良いです。
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