ラズニーゴ(Lasnigo)

2023年8月27日(日)、三番目に訪れたのは Lasnigo。聖アレッサンドロ教会(Chiesa Sant’Alessandro)です。

ここは、鐘楼が美しいです。

教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。

1. Lasnigo へ

私はレッツァーゴ(Rezzago)から北東に約4km、6分ほど運転して、村はずれの墓地に着きました。11:45頃のことです。

南側遠景

小高い丘の上に美しい鐘楼があります。

2. 概要

教会の外には案内は見当たりませんでした。

ジャカ・ブック(Jaca Book)PATRIMONIO ARTISTICO ITALIANO『LOMBARDIA ROMANICA VOL II』によると、2005年に行われた修復工事の際に、教会の擁壁の下から、ローマ時代の墳墓や石組みの一部が発見されたそうです。また、分析の結果、複雑な建築段階が明らかになりました。当初、教会は(現在と同じ配置でしたが)、規模は小さく半円形の後陣があったそうです。15世紀から16世紀にかけて大規模な改修工事が行われ、後陣の形状が半円形から正方形へと変更され、長さが延ばされ、南側に拡張されました。最後の大きな変化は1732年のことで、聖具室が追加されました。鐘楼の建築的特徴、使用された石材、墓地にあるという立地は、この教会を地元の他の教会(S. Calogero a Caslino d’Erba、SS. Cosma e Damiano a Rezzago、SS. Pietro e Paolo a Barni)に結びつける要素となっているそうです。中でも、墓地の端に位置している共通点だけでなく、その建築の歴史、平面図、立面図から見ても、レッツァーゴ(Rezzago)の鐘楼との親和性が最も高いと考えられているようです。

ということで、この教会の鐘楼も、たぶん12世紀後半に建てられたのかなと私は思います。

3. 外観

北西側に階段があります。

北西側外観

盲アーチと付け柱がとても美しい鐘楼です。

北西側外観

Chiesa Sant’Alessandro。鐘楼が美しいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です