2023年8月15日(火)、二番目に訪れたのは Torcello、Basilica di Santa Maria Assunta です。
ここは、ファサード裏(西壁)の「最後の審判」のモザイクが圧巻です。後陣や床のモザイクも素晴らしいです。
2023年は、教会は3月1日から10月31日は毎日10:30〜17:30、11月1日から2月28日は毎日10:00〜17:00に開いていました。通常は有料(バシリカと博物館で€8)ですが、8月15日は特別にバシリカと博物館の見学は無料でした。鐘楼は別途料金がかかります。
バシリカの中も博物館も撮影禁止でした。
目次
1. Torcello へ .
2. 概要 .
3. 案内図 .
4. 外観 .
5. 内観 .
1. Torcello へ
トルチェッロ(Torcello)も、ムラーノ(Murano)同様、ヴェネツィアにある島です。
私は黄色で示した Murano から、赤色で示した Torcello に水上バスで行きました。
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Murano は観光客でいっぱいですから、港には水上バスに乗るための行列がありました。私は炎天下で30分以上待ちました。
私は水上バスに乗りました。乗船時間は25分くらいだったと思います。
Torcello の港から教会までは、ロジーナ通り(Str. della Rosina)を700メートル、9分くらい歩きます。
悪魔の橋(Ponte del diavolo)の向こうに鐘楼が見えました。
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到着です。14:00頃のことでした。
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左がサンタ・マリア・アッスンタ聖堂(Basilica di S. Maria Assunta)、右がサンタ・フォスカ教会(Chiesa di Santa Fosca)です。
Chiesa di Santa Fosca の中にチケットオフィスがあります。
チケットオフィスに行く前に、東側に行ってみましょう。
Chiesa di Santa Fosca の後陣が美しいです。
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2. 概要
教会の外に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
サンタ・マリア・アッスンタ聖堂(Basilica di S. Maria Assunta)
639年、ヘラクレイオス帝の時代に創建された。1008年に再建され、被昇天の聖母マリアに捧げられた。
サンタ・フォスカ教会(Chiesa di Santa Fosca)
この教会の歴史はおそらく9世紀以前に遡るが、現在の姿になったのは12世紀、アフリカの Sabratha から持ち帰った殉教者 Fosca と Maura の聖遺物を納めるために再建された時である。教会-洗礼堂-殉教堂という初期キリスト教様式のモデルに従っている。
公会議館(Palazzo del Consiglio)
元々はポデスタによって統治されていたトルチェッロ市民の公会議場であったが、現在はトルチェッロ博物館の中世と近代のコレクションが展示されている。
公文書館(Palazzo dell’Archivio)
トルチェッロ博物館の考古学コレクションが収蔵されている。
この後も、案内掲示を引用するときは太字で書きます。
3. 案内図
教会の外にあった案内掲示に案内図がありました。東が右です。
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① サンタ・マリア・アッスンタ聖堂(Basilica di S. Maria Assunta)
② サンタ・フォスカ教会(Chiesa di Santa Fosca)
③ 参事会館(Palazzo del Consiglio)
④ 公文書館(Palazzo dell’Archivio)
4. 外観
サンタ・マリア・アッスンタ聖堂(Basilica di S. Maria Assunta)をみます。
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プランは典型的な初期キリスト教様式である。バシリカの前にナルテックス(玄関間)があり、そこに洗礼堂が併設されていたが、その痕跡はほとんど残っていない。
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ファサードの前は現在、池のようになっています。
5. 内観
バシリカの中に入ると、壁も床も11世紀の素晴らしいモザイクに覆われていて「わお」と驚きます。
Basilica di Santa Maria Assunta。ファサード裏(西壁)の「最後の審判」のモザイクが圧巻です。後陣や床のモザイクも素晴らしいです。
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