2023年8月10日(木)、三番目に訪れたのは Biasca、Chiesa Ss. Pietro e Paolo です。
ここは、内陣に奇妙なフレスコ画があります。鐘楼が美しいです。
6月から8月は8:00〜20:00、9月から5月は8:00〜18:00に開いています。
目次
1. Biasca へ .
2. 概要 .
3. 平面図 .
4. 外観 .
5. 内観 .
5-1. 北側廊の彫刻 .
5-2. 内陣のフレスコ画 .
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1. Biasca へ
私はプルジャスコ(Prugiasco)から南東に約18km、24分ほど運転して、町の高台にある教会に着きました。13:30頃のことです。
鐘楼が美しいです。
車は、教会の北にある通り(Via alla Riva)に数台分の駐車場があり、停められます。
2. 概要
教会の内外に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
学者らは、石組みや建築の配置に関する研究に照らして、11世紀後半から12世紀前半とする説を唱えている。岩だらけの斜面に建つこの教会は、かつて Catedralis あるいは Basilica あるいは Collegiata とも呼ばれ、Biasca 村と渓谷の入り口を見下ろす位置にある。
何世紀にもわたり、教会は少なからぬ変貌を遂げたが(特に16世紀と17世紀)、1955年と1967年に行われた修復工事によって、歴史と宗教的ニーズの変遷を示す要素を残しながら、ロマネスク様式の部分を強化した。
この後も、案内掲示を引用するときは太字で書きます。
3. 平面図
教会の中にあった案内掲示による平面図です。東が上です。
斜面に建っていて、後陣が高い位置にあります。
4. 外観
不思議な位置に北扉口があります。
西側に行くとファサードがあり、西扉口の右側にフレスコ画の跡があります。
12世紀〜13世紀に描かれた「聖クリストポルス」です。.
今ではほとんど見えません。
5. 内観
教会の中に入ります。
5-1. 北側廊の彫刻
北側廊にロマネスク様式の彫刻があります。
四足獣たち。
これらは、何を描いたものか、私にはよくわかりません。
5-2. 内陣のフレスコ画
教会内には、立派なフレスコ画がたくさんあります。
14~15世紀から16世紀初頭にかけての作者不詳の様々なフレスコ画の中に、Seregno 派とTradate 派の絵画を見ることができる。1600年代には、偉大なフレスコ画「聖カルロの生涯」が描かれた。
でも、内陣には、奇妙な部分があります。
天井です。
色彩は限定的です。
鳥と四足獣
四足獣の爪が鋭いです。
こちらは、蛇と四足獣。
蛇の舌を際立たせるかのように、体は暗い色で、舌は明るい色で描かれています。
こちらは、鳥と人です。
鍛冶屋でしょうか、明るい色の部分をハンマーで叩いているように見えます。
もしかすると、もともとは、内陣と後陣の全体がこういう奇妙なフレスコ画で覆われていたのかもしれません。アライザ(Alaitza)みたいに。
案内掲示には、このように書いてありました。
12~13世紀に描かれたフレスコ画は、例えば、現在ではほとんど姿を消している主扉口の右側にある聖クリストポルスのように、また、内陣の十字ヴォールトの市松模様の背景にグリザイユで描かれたズーモルフィックな人物像のように、教会全体が最初に描かれた時代を示しているようだ: 悪に対する善の勝利、人間と異界の現実の対比である。
これを読んでも、私には、なんで四足獣や鳥や蛇や鍛冶屋が描かれているのかよくわからないです。
Chiesa Ss. Pietro e Paolo。内陣に奇妙なフレスコ画があります。鐘楼が美しいです。
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