2023年5月7日(日)、四番目の訪問地は San Vicentejo。Ermita de la Purísima Concepción です。
ここは、後陣が素晴らしいです。南扉口もロマネスクです。
Ermita は閉まっていました。私は Ermita の中に入りませんでした。
夏には、教会の中を訪問できるようです。
目次
San Vicentejo へ .
概要 .
平面図 . .
南側外観(南扉口) . .
東側外観(後陣) . .
San Vicentejo へ
私はウスキアノ(Uzquiano)から北に約2km、3分ほど運転して、 Ermita に着きました。11:15頃のことです。
San Vicentejoは、とても小さい村です。Ermitaは、村の南西の端にあります。
概要
現地に案内板がありました。自動翻訳(DeepL)に助けてもらいながら、私が一部を抜粋して太字で和訳します。
ロマネスク様式のErmita de la Purísima Concepciónは、村の名前(San Vicentejo)で知られており、13世紀の初めか12世紀の終わりに建てられ、1963年に修復された。
ちなみに、案内板に教会内部の写真がありました。
身廊の天井は尖頭アーチの樽型ヴォールトです。
この後も、案内板を引用するときは太字で書きます。
平面図
案内板に平面図がありました。
さっそく、見学です。
南側外観(南扉口)
扉口は南に一つだけです。
装飾は、簡素です。
幾何学模様。
南扉口の向かって右に、碑文があります。
何と書いてあるのか知りたくて、調べました。Románico Digital によると、
I(n) N(omin)E D(omi)NI N(ost)RI IH(es)V X(rist)I EDIFICATUM EST HOC TEMPLUM IN (h)ONORE(m) S(anc)TI VICENCII
ERA MILESIMA CC
と書いてあるそうです。
実際に壁面を見ると「ERA MILESIMA C」のあとが、見えません。
もし「ERA MILESIMA CC」と書いてあるならば、こんな感じに読めるそうです。
「私たちの主イエス・キリストの名において、1200年(1162年)に聖ビンセントに敬意を表してこの寺院が建てられた」
他には、1190年と読む説や、1261年と読む説などがあるそうです。
東側外観(後陣)
後陣をみます。
すごい装飾です。
軒下に柱頭彫刻があり、たいへん美しいです。
後陣には、豪華な装飾を持つ窓が、三つあります。
窓の上には、弓形の装飾があります。
弓形の中に、丸や四角が彫られています。
こちらは、弓形の中に、花や四角が彫られています。
こちらの窓の上だけは、弓形ではありません。右側に、横向きの2人の人物が描かれた石が使われています。
拡大してみましょう。
顔が大きくて、手足の小さい人物が、並んでいます。
不思議な感じ。
顔が大きくて、手足の小さい人物が並んでいる彫刻は、他にもあります。
顔に置いた手が小さくて、愛らしい。
Ermita de la Purísima Concepción。後陣が素晴らしいです。南扉口もロマネスクです。
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