2022年12月12日(月)の最後、二番目の目的地はArgenta。Pieve di San Giorgioです。
ここは、西扉口が良いです。
基本的に閉まっています。私は中には入りませんでした。
目次
Argenta へ .
概要 .
内観:Wikipediaより
外観:北側、南側、東側
外観:西側(西扉口) .
アルファベットは、基本的に全てイタリア語です。
Argenta へ
私はラヴェンナ(Ravenna)から北西に約42km、45分ほど運転して、公園(Parco della Pieve di San Giorgio)に着きました。14時頃のことです。
公園の入り口に車を停めて、歩いて教会に行きました。
概要
教会の外に案内板がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
ラヴェンナ司教 Agnello の命により、569年頃、聖ゲオルギウスに捧げられた教区教会が設立された。
エミリア・ロマーニャ州で最も古い教会のひとつであり、フェッラーラ県で最初にキリスト教の礼拝が行われた場所のひとつである。
ラヴェンナ大司教区は、何世紀にもわたってアルジェンタの土地に権利と財産を持ち、行政機能を発揮してきたが、この教会は創立以来、この地域に住む農村住民への伝道活動において重要な役割を果たしており、そのため、この教区教会には洗礼盤が置かれていた。
この小さな教会は1階建てで、多色モザイクが敷き詰められていた。その痕跡は後陣の下で発見され、アカンサスの葉と鳥のモチーフで構成されている。また、漆喰と彩色が施されていた。
この教会の創立にさかのぼるビザンチン様式の大理石の祭壇は、司教 Agnello の前任者が作ったポンポーザのものと比較することができる。
祭壇は1952年、何世紀も放置されていた古い建物を礼拝に戻すことを目的とした大規模な修復工事の際に解体された。その際、石板は近代的な石碑に組み込まれた。
12世紀頃、司教 Gualtiero は、教会を三つの身廊に拡大し、五角形の後陣を設け、扉口を設置するなど、大きな改築を行なった。
1980年代に行われた3回の発掘調査では、教区教会の原型となった床の多くが発見された。元の床の多くは、現在の地面から3メートル以上も下にある。
また、中世初期の遺物が発見された。オリジナルの床を飾っていたモザイクの一部、壁の装飾の断片、9世紀のフレスコ画、東ゴートふうのベルトのバックル(現在はMuseo civico di Argenta、chiesa di San Domenicoに保管されている;土曜午後と祝日に開館。問い合わせ先:0532.808.058)。
13世紀以降、Po di Primaroの増水による連続的な洪水により、この宗教的集落は徐々に放棄されていった。1252年、洗礼盤は対岸にある Chiesa San Nicolò に移された。
1500年代末に放置されていたため改修工事が必要となり、おそらく二つの側廊が取り壊され、現在のような一つの身廊となった。
この後も、案内板を引用するときは太字で書きます。
内観:Wikipediaより
私は教会の中には入っていません。Wikipediaにあった写真です。
壁に壁画の断片があり、後陣に彫刻された石板があるようです。
外観:北側、南側、東側
南北の壁には、地面に近い位置に、連続するアーチがあります。
元の床の多くは、現在の地面から3メートル以上も下にあるそうですから、これらの連続アーチは元の構造なのかもしれません。
また、中ほどの位置に窓が並んでいて、窓より上の部分は石の色が違います。新しく付け足されたのかも。
東側では、後陣は五角形です。
外観:西側(西扉口)
西扉口が素晴らしいです。
1122年に建てられた美しい大理石の扉口は、Giovanni da Modigliana の作品である。
ローマ時代の葬送用モニュメントから採取したギリシャ産大理石を一部使用しており、1年の月日を効果的に表現している。
ルネッタの大理石の起源は異なり、中央部には聖ゲオルギウスの殉教が彫られている。神の意志を示す天の父の伸ばした指の下で、2人の拷問者に捕まえられ、車輪の上で体を弓なりにしている。外側には、8人の人物とブドウの房をつつく6羽の鳥が生息するブドウ畑が描かれている。
上下の平縁にはラテン語で「我らが主1122年、Giovanni da Mutiliano が彫刻した輝かしい作品をここに輝かせ、見る者はそのために日々の祈りを捧げる」と書かれている。
まぐさには、2頭のグリフォンが、中央の人物(現在は削り取られている)を挟むように配置されている。おそらく原罪の前の裸のアダムとエバであったろう。
両側には、向かって左側に祝福された者たち、向かって右側に呪われた者たちが描かれている。
左側は下から順に1月から6月まで、右側は同じ順に7月から12月までが描かれている。
案内板には月の詳細については書いてありませんでした。
ゾディアック(Zodiaque) la nuit des temps の『Emilie romane plaine du Po』による月の寓意です:
1月:双頭のヤヌス
2月:木に水をやる
3月:笛を吹く
4月:花を摘む?
5月:地上にいる騎士
6月:鎌を研ぐ
7月:鎌で刈り取る
8月:樽を準備する
9月:秤 .
10月:種をまく
11月:? .
12月:? .
興味深いのは、Zodiaqueがエミリア・ロマーニャの他の「月の寓意」と比較していること。
Argentaは、距離的にはフェッラーラが一番近いのですが、月の寓意がより共通するのは遠くにあるピアチェンツアやボッビオなんですねえ。面白いです。
Pieve di San Giorgio。西扉口が良いです。
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