サン・ジョヴァンニ(San Giovanni)

2022年12月3日(土)、三番目の目的地はSan Giovanni。Abbazia di San Giovanni ad Insulamです。

ここは、西側(ファサード)、後陣、地下聖堂、内陣の床の浮き彫りが素晴らしいです。

前回にロンツァーノ(Ronzano)で教会の鍵を開けてくれた役場の担当者が教えてくれた教会です。予約は必要ありません。隣のBarで鍵を借ります。(2022年現在)

目次

San Giovanni へ .
概要 .
平面図 .
外観:東側(後陣)、北側 .
外観:南側、修道院跡 .
外観:西側(ファサード) .
内観:全体、内陣 .
内観:地下聖堂 .

アルファベットは、基本的に全てイタリア語です。

San Giovanni へ

私はロンツァーノ(Ronzano)から南西に約5km、7分ほど運転して、山あいの小さな村に着きました。11時半頃のことです。

鍵を管理しているBar
南東側

隣のBarで鍵を借り、いざ、教会へ。

階段をのぼります。

南側

概要

建物の外に案内板がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。

グラン・サッソ(Gran Sasso)の麓の美しい場所に建つ San Giovanni ad Insulam は、al Mavone とも呼ばれ、同じ名前の小さな川の右岸にある。

教会の起源に関する乏しい資料を補って余りあるのが、建築構造の明確さであり、12世紀前半と後半の二つの主要な建設段階と、次の世紀前半を特定することができる。

この教会は、教会の右側の堂々たる修道院の廃墟が示すように、より大きな修道院群の一部であった。

この後も、案内板を引用するときは太字で書きます。

平面図

案内掲示に平面図がありました。東が上です。

平面図

さっそく、見学です。

外観:東側(後陣)、北側

思わず、わお!と歓声をあげました。簡素な装飾が、とても美しいです。

後陣

眺めまわして、うっとりします。

後陣

北側にも、同様の装飾があります。

北側

外観:南側、修道院跡

南側には、扉口があります。

南側

かわいい。

南扉口

期待が高まってきました。

教会の南西には、廃墟になった修道院跡があります。

その向こうには、雪をかぶったグラン・サッソ(Gran Sasso)の山並みがみえます。

廃墟になった修道院跡

外観:西側(ファサード)

教会に向き直ると、ファサードがみえます。

西側(ファサード)

素朴です。

西側(ファサード)
西側(ファサード)

西扉口には、簡素な装飾があります。

西扉口

まぐさに描かれている、植物を吐く人たちが好きです。

まぐさ

まぐさの下にいる、怪物たちも良いです。

怪物たち
グリフォンと鳥たち
ライオン?

素晴らしい。

内観:全体、内陣

三身廊。

身廊にて東を向く

身廊の中央に10段もの階段があり、奥はかなり高くなっています。

階段をのぼり、内陣に行くと、祭壇の前の床に浮き彫りがあります。愛らしい。

祭壇の前の床の浮き彫り

後陣の壁画や柱頭の彫刻は、私の好みとは違う(新しい)ようなので割愛します。

内観:地下聖堂

側廊に、地下聖堂への入り口があります。

北側廊にて東を向く

階段を少しおりると、そこは地下聖堂。

地下聖堂にて東を向く

地下聖堂は、かなり、広いです。

地下聖堂にて東を向く

建物の中で、一番古い構造の部分。質素ですが、美しい空間です。

Abbazia di San Giovanni ad Insulam。西側(ファサード)、後陣、地下聖堂、内陣の床の浮き彫りが素晴らしいです。

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