Saint-Just-Saint-Rambert、続きです。前回にÉglise Saint-Andréをみたので、今回はChapelle Saint-Jean をみます。
ここは、7世紀か8世紀にさかのぼる古い礼拝堂です。堂内に柱頭彫刻があります。
Chapelle Saint-Jean へ
Église Saint-André の北隣にあります。
教会の正門として1551年まで使われていた「獅子の扉」から、礼拝堂に行き来しやすそう。
Chapelle Saint-Jean の概要
町のウェブサイトに案内がありました。全文を太字で和訳します。
教会の近くにある聖ヨハネ礼拝堂は、おそらく7世紀か8世紀に建てられたものである。イル・バルブ(lle Barbe)の修道士たちによって、大教会が建設されるまでの間、その代わりとして建てられたものである。労働者を受け入れるために使われた。また、修道士や農民の祈りの場としても利用された。
外観を見学します。
Chapelle Saint-Jean の外観
礼拝堂は、周りにところせましと車が停めてあるし建物が迫っているし、なんだか都会にやってきた小さな家のよう。
礼拝堂の南壁には、塞がれた扉口があります。
その南扉口には網目装飾があり、教会のポーチ型鐘楼にある装飾と似ています。
教会のバットレスが迫っていて、隠し扉みたいになっちゃってます。
礼拝堂の北側には扉口はなく、補強壁が後陣と東の建物をつなげています。
後陣は、方形。
礼拝堂の中に入ります。
Chapelle Saint-Jean の内観:全体
礼拝堂は、単一の身廊に後陣が続きます。
隣の教会は、「玄関間は、1689年、教会への死者の埋葬が禁止された後、床が50cm上げられた。」とのことでした。
おそらく礼拝堂の床は上げられなかったのでしょう。外の地面に比べると、堂内の床は50cmほど低いです。
堂内の北西角には石棺っぽいものがあります。床よりもさらに低い位置です。古そう。
柱頭彫刻をみます。
柱頭彫刻
勝利アーチに柱頭彫刻があります。
向かって右(南)の西面:1人で両手を挙げて祈っているようです。
向かって右(南)の北面:2人で両手を挙げて祈っているようです。
向かって左(北)の南面:ドラゴン
向かって左(北)の西面:ライオン
ライオンの目ぢからがすごい。
Chapelle Saint-Jean。7世紀か8世紀にさかのぼる古い礼拝堂です。堂内に柱頭彫刻があります。
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