サン=ジュスト=サン=ランベール(Saint-Just-Saint-Rambert)<2>

Saint-Just-Saint-Rambert、続きです。前回にÉglise Saint-Andréをみたので、今回はChapelle Saint-Jean をみます。

ここは、7世紀か8世紀にさかのぼる古い礼拝堂です。堂内に柱頭彫刻があります。

Chapelle Saint-Jean へ

Église Saint-André の北隣にあります。

Chapelle Saint-Jean(西側外観)

教会の正門として1551年まで使われていた「獅子の扉」から、礼拝堂に行き来しやすそう。

Chapelle Saint-Jean の概要

町のウェブサイトに案内がありました。全文を太字で和訳します。

教会の近くにある聖ヨハネ礼拝堂は、おそらく7世紀か8世紀に建てられたものである。イル・バルブ(lle Barbe)の修道士たちによって、大教会が建設されるまでの間、その代わりとして建てられたものである。労働者を受け入れるために使われた。また、修道士や農民の祈りの場としても利用された。

外観を見学します。

Chapelle Saint-Jean の外観

礼拝堂は、周りにところせましと車が停めてあるし建物が迫っているし、なんだか都会にやってきた小さな家のよう。

Chapelle Saint-Jean(西側外観)

礼拝堂の南壁には、塞がれた扉口があります。

Chapelle Saint-Jean(南西側外観)

その南扉口には網目装飾があり、教会のポーチ型鐘楼にある装飾と似ています。

Chapelle Saint-Jean南扉口

教会のバットレスが迫っていて、隠し扉みたいになっちゃってます。

礼拝堂の北側には扉口はなく、補強壁が後陣と東の建物をつなげています。

Chapelle Saint-Jean(北側外観)

後陣は、方形。

Chapelle Saint-Jean(東側外観)

礼拝堂の中に入ります。

Chapelle Saint-Jean の内観:全体

礼拝堂は、単一の身廊に後陣が続きます。

Chapelle Saint-Jean(内観、身廊にて東を向く)

隣の教会は、「玄関間は、1689年、教会への死者の埋葬が禁止された後、床が50cm上げられた。」とのことでした。

おそらく礼拝堂の床は上げられなかったのでしょう。外の地面に比べると、堂内の床は50cmほど低いです。

Chapelle Saint-Jean(内観、身廊にて西を向く)

堂内の北西角には石棺っぽいものがあります。床よりもさらに低い位置です。古そう。

石棺っぽいもの

柱頭彫刻をみます。

柱頭彫刻

勝利アーチに柱頭彫刻があります。

Chapelle Saint-Jean(内観、身廊にて東を向く)

向かって右(南)の西面:1人で両手を挙げて祈っているようです。

向かって右(南)の西面

向かって右(南)の北面:2人で両手を挙げて祈っているようです。

向かって右(南)の北面

向かって左(北)の南面:ドラゴン

向かって左(北)の南面

向かって左(北)の西面:ライオン

向かって左(北)の西面

ライオンの目ぢからがすごい。

Chapelle Saint-Jean。7世紀か8世紀にさかのぼる古い礼拝堂です。堂内に柱頭彫刻があります。

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