Lavaudieu の Église abbatiale Saint-André、続きです。前回に教会をみたので、今回は回廊と食堂をみます。
前回にも載せましたが、フロアプランを再掲します。わかりやすくなるので。
フロアプラン
現地には、全体のフロアプランは、みあたりませんでした。ゾディアック(Zodiaque)la nuit des temps の『Auvergne Romane』によるフロアプランを載せます。東が上です。
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ロマネスクの主な見どころは、回廊の柱頭彫刻と、食堂(réfectoire)の壁画です。
まずは、回廊の向こうにある食堂から。
写真を紹介するときに見学者用の案内シートを引用する時は太字で書きます。
食堂
Senouire川に向かって15mを見下ろす良い部屋で、12世紀後半のもの。革命後は、馬小屋や納屋として使われていたそうです。
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西側には、三つの穴があります。現在は失われてしまった厨房とつなげて、給仕用の料理の出し入れ口として使用されていたらしい。
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南側の壁には、12世紀中頃のロマネスク様式のキリスト像が展示されています。
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2001年に、聖ロベルトゥスの生誕千年を記念してラヴォデュー友の会に寄付されたもの。
東側の壁には、オーベルニュで最も大きい12世紀のフレスコ画(7m×8m)があります。1896年に再発見されたもの。
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下部には王冠を戴き、玉座に座る聖母。両脇に2人の天使がいて、聖母に向かって進む使徒たちを統率しています。
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聖母は右手で祈るような仕草をし、左手には百合の花を持っています。彼女の光背の周りには、円形の穴が開いています。そこには色ガラスが入っていたのかも。
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けっこうなものですなあ。
最後に、回廊をみます。
回廊
オーヴェルニュで唯一保存されている、ロマネスク様式の非常に美しい回廊です。
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12世紀のもので、15m×23mの小さなもの。
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1792年に農民に売却され、20世紀に修復されるまでは残念な状態だったそう。
柱頭の彫刻が、かわいいんです。
天使。右手で祝福しています。
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同じ柱頭の反対側には、二股人魚。胸がすごい。
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守銭奴。首から財布をさげ、舌をベロリと出しています。
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同じ柱頭の反対側には、両胸をトカゲのような動物に噛まれる女。
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同じ柱頭の別角度。
女の胸をかむ動物の定番は蛇だろうと思ったのですが、四つ足つきなので、トカゲかな。
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こちらは、かわいい猫のようですが、
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別角度からみるとクルクル巻き毛のたてがみがありました。ライオンだと思います。
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すごく楽しくて、ゆっくり時間をかけてひとつひとつを楽しんじゃいました。
Église abbatiale Saint-André。美しい村の美しい教会です。ロマネスクの主な見どころは、回廊の柱頭彫刻と、食堂の壁画ですが、教会の壁画と柱頭彫刻も良いです。
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