2022年8月12日(金)の最後、六番目に訪れたのは Mailhat。Église Notre-Dameです。
ここは、オーゾン(Auzon)によく似ていて、私が大好きな教会です。後陣と南扉口と身廊にかわいい彫刻がいっぱいあります。
Mailhat へ
私はイソワール(Issoire)から南東に14分ほど車を運転して、小さな村に着きました。17時頃のことです。
五角形の後陣が特徴的。
Église Notre-Dame の概要
教会の中に案内ファイルがありました。仏語、英語、独語、蘭語の4ヶ国語版でした。英語版について、一部を抜粋して太字で和訳します。
最も古い記述は、ブリウドの記録文書(Chapter of the Canons:857年2月)に見られる。
11世紀(1069年~1071年)には、ソクシヤンジュ(Sauxillanges)の記録文書に、バンサ(Bansat)の領主と Pierre Bejetiz からの修道士への寄贈が記載されている。修道士が所有者となると、修道院を設立し、教会を再建した。11世紀の教会は、ガロ・ローマ時代の神殿の上に建てられ、その神殿は、さらに古い宗教的聖地があった場所に建てられたものである。
大理石の柱が6本残っており、そのうちの2本は南扉口に、4本はクワイヤにある。
現在の教会は、12世紀最後の四半世紀、つまりロマネスク時代の末期にさかのぼる。革命の影響を免れた優美な四角い塔は、13世紀初頭のものである。当初は七つの鐘を備えていたが、現在は二つしか残っていない。錬鉄製の装飾を備えた木製の扉は、14世紀から15世紀にかけて作られたものである。
フロアプラン
教会の中に掲示してありました。東が上です。
外観をみます。
Église Notre-Dame の外観:南扉口
ロマネスク様式の立派な扉口。
内側の2本の大理石の柱は、ガロ・ローマの神殿の遺構と考えられています。
向かって右(東)側の装飾。
向かって左(西)側の装飾。
ちょっと、待ちなさい。
あなたたち、
かわいすぎです。
後陣もすごいです。
Église Notre-Dame の外観:後陣
後陣も見逃せません。
窓の上のアーチの装飾が美しく
持ち送りは
やりたい放題で
柱頭彫刻も
とても良いです。
教会の中に入ります。
Église Notre-Dame の内観:全体
教会の中の、全体の様子。
柱頭彫刻をみます。
Église Notre-Dame の内観:柱頭彫刻
こんなかっこいい鳥たちがいるかと思えば
キョロちゃんたちがいて
交差した脚がおしゃれだし
こっちには、とぼけた鳥がいるし
へー、そうなの?とでも言ってそうな人がいるし
隣の人は妙に真面目だし
きっちりした二股人魚がいるかと思えば
乱れた二股人魚がいます。
きゃー、かわいいー、と心の中で絶叫しながら見学を終えました。
Église Notre-Dame。後陣と南扉口と身廊にかわいい彫刻がいっぱいあります。
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