Catedral de Santa Maria d’Urgell の見学を終え、Sant Miquel に向かいます。
話が前後しますが、最後に行った司教区美術館でもらった案内に載っていたフロアプランが、こちら。
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見学を終えた大聖堂が①。これから行くサント・ミケルという教会が③で、最後に行く司教区美術館が④と⑤です。
大聖堂から、回廊を南に進むと、
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教会の入り口があって、
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入り口に案内掲示があります。
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これによると、聖ミカエルに捧げられている教会(以前は聖ペトロに捧げられていました)は、11世紀の初めにエルメンゴル司教(Ermengol)によって建てられた四つの聖堂からなる大聖堂の中で、唯一保存されている教会です。
エルメンゴルは後に列聖されて聖エルメンゴル(Sant Ermengol)となります。
その構造はロンバルディア・ロマネスク建築の様式を踏襲していますが、翼廊の窓の細部には独自性が見られます。
三つの後陣と翼廊のある東側はオリジナルのロマネスク様式ですが、身廊は14世紀にダイヤフラム・アーチが追加されたり、1971-72年の修復で南側の壁が全面的に再構築されたりと、いくつかの変更が加えられています。
後陣には、12世紀のロマネスク壁画(1919-20年にカタルーニャ美術館に移されました)と、ジャウメ・シレラ(Jaume Cirera)、ベルナト・デスプイグ(Bernat Despuig)、そしておそらくジャウメ・ゴンサルボ(Jaume Gonsalbo)によるゴシック祭壇画が飾られていましたが、現在は様々な美術館に散らばっています。
教会に入ってみました。
身廊を進んで、西側を振り返ります。
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さっき見た荘厳な大聖堂に比べると、素朴で簡素。
私は、こちらの方が落ち着きます。
交差部から後陣を見ます。
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三つの後陣は、おごそかで、石の息づかいが聞こえてきそう。
翼廊の窓に注目。
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開口部が二つで、ユニークな形です。南翼廊の窓も同様。
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身廊の真ん中から、主後陣を見ます。
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この主後陣には、12世紀にロマネスク壁画が描かれました。
そのロマネスク壁画は、今はカタルーニャ美術館に移設されており、ロマネスクを展示してある場所に入ってすぐ目に飛びこんでくる壁画が、それです。
Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona で、2019年9月5日に撮った写真をご紹介。
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一部を拡大します。
イエスの足の周りの、色とりどりに輝くような装飾帯も素晴らしいのですが、なんと言っても、聖ペトロと聖母マリア。つぶらな瞳が愛らしく、温和な表情で優しく導いてくれそう。
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豪華な衣装が、魅力的な顔、細い手指としなやかな足とあいまって、とても上品です。
サント・ミケル、11世紀の初めに建てられた四つの聖堂の中で唯一保存されている教会です。三つの後陣と翼廊にはオリジナルのロマネスク様式が残り、素朴な中におごそかな空気が漂います。
これにて Sant Miquel の見学は終わり。次回、司教区美術館に行きます。
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