ピストイア(Pistoia)<3>

サン・ジョヴァンニ・フオルチヴィタス教会(Chiesa San Giovanni Fuorcivitas) の見学を終え、サンタンドレア教会(Chiesa di Sant’Andrea)に向かいます。北に500メートル、徒歩6分の道のりです。

グーグルマップの画像を私が編集しました

見えて来ました。

サンタンドレア通り(Via Sant’Andrea)に面しているファサード。

教会の東側にあります。

グーグルマップの衛星画像を私が編集しました

一般的にはファサードは西側にあって、東を向いて祈りを捧げるんですが、この教会は逆です。

案内板がありました。それによると、この教会は7世紀~8世紀のロンゴバルドによる支配の時代に遡り、昔はここの大聖堂だったと考えられています。現在の姿になったのは12世紀半ば。ファサード中央の扉口にはグルアモンテ(Gruamonte)親方とその兄弟 アデオダート(Adeodato)による彫刻(1166年)があり、まぐさには「三博士の旅」と「三博士の礼拝」が描かれています。

内部には13世紀~17世紀の重要な芸術作品があり、後陣の半ドームには神の祝福のフレスコ画(1506年)、身廊には説教壇(1298-1301年)、ジョヴァンニ・ピサーノ(Giovanni Pisano)による7本の斑岩の柱、5つの新約聖書のパネルや2つの磔刑図などがあります。

教会は毎日8:30~18:30まで通しで開いています。でも聖ミサの時間は訪問できません。

中に入ります。身廊の天井が極彩色。

ファサードを背にして後陣を向く

天井が高い。

南側廊
北側廊
後陣を背にしてファサードを向く

柱頭は植物モチーフが多いのですが、変わっているのがありました。

ライオンキング

力強くて魅力的です。

外に出てファサードを見ます。

三つの扉口のうち、両脇の扉口には、動物がすずなりです。

すずなりの動物の両端には素朴な姿の人間が二人います。向かって左が羊飼い、向かって右が狩人。

写実的なようで、よくみると愛らしい。

絶対、動物好きが作ったと思う。

中央の扉口をみます。

まぐさの主役は、三博士。

旅をする三博士と礼拝する三博士が描かれています。

意気揚々と旅をする三博士
よくみるとヘロデ王の玉座に小さいドラゴン。悪の象徴でしょ。
右端は、孤独なヨセフ

三博士(新約聖書のマタイによる福音書2章)

1:イエスは、ヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムでお生まれになった。そのとき、占星術の学者たちが東の方からエルサレムに来て、
2:言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」
3:これを聞いて、ヘロデ王は不安を抱いた。エルサレムの人々も皆、同様であった。
4:王は民の祭司長たちや律法学者たちを皆集めて、メシアはどこに生まれることになっているのかと問いただした。
5:彼らは言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者がこう書いています。
6:『ユダの地、ベツレヘムよ、/お前はユダの指導者たちの中で/決していちばん小さいものではない。お前から指導者が現れ、/わたしの民イスラエルの牧者となるからである。』」
7:そこで、ヘロデは占星術の学者たちをひそかに呼び寄せ、星の現れた時期を確かめた。
8:そして、「行って、その子のことを詳しく調べ、見つかったら知らせてくれ。わたしも行って拝もう」と言ってベツレヘムへ送り出した。
9:彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。
10:学者たちはその星を見て喜びにあふれた。
11:家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。
12:ところが、「ヘロデのところへ帰るな」と夢でお告げがあったので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。
13:占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」
14:ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、
15:ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
16:さて、ヘロデは占星術の学者たちにだまされたと知って、大いに怒った。そして、人を送り、学者たちに確かめておいた時期に基づいて、ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた。
17:こうして、預言者エレミヤを通して言われていたことが実現した。

まぐさも素晴らしいのですが、実は、私が好きなのはその下の柱頭。

「受胎告知」(新約聖書のマタイによる福音書1章、ルカによる福音書1章)

ちょっと下膨れのキュートな聖母マリア

この、表情、手、足。どこを見ても味わい深い。

さらに、こちらの柱頭。

「洗礼者ヨハネの受胎告知」(新約聖書のルカによる福音書1章)

天使ガブリエルが祭司ザカリアに、あなたの妻エリサベトが男の子(洗礼者ヨハネ)を生むと告げる場面です。

この天使ときたら。

なんだって、こんなに愛嬌があるのか。

るん♪

サンタンドレア教会(Chiesa di Sant’Andrea)、ファサードと柱頭の素晴らしい彫刻を堪能できます。

 

 

 

 

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