すっごいナルテックスの続きです。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/ABC8540F-0644-44B4-A716-5289CA6C07FE-768x1024.jpeg)
西扉口はフリーズとまぐさ石を4本の柱が支えています。この柱頭彫刻をみます。
向かって一番左は、荒野に聖パウロを訪ねる聖アントニウス
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/29DD33C8-476F-46DA-B685-10EE5B97D06D-1024x576.jpeg)
その隣の、内側の柱頭では、悪魔をやっつけた聖ミカエルが聖堂に誘ってくれます。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/955F61DF-819D-4BA5-8F05-2E3859E9B5B3-1024x576.jpeg)
いらっしゃいませ~
向かって右の内側の柱頭は、大天使がキリスト教徒を守っています。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/F0CADF92-73E8-45A4-B02E-85864114D609-1024x576.jpeg)
勇ましい。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/9A3F007C-62F6-4273-A6E7-8D08CB32DAD2-1024x576.jpeg)
建築家さんの本によると、ナルテックスのフロアプランは、こうなっています。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/30E97B9F-824D-457B-B948-0FE4B3869DB6-839x1024.jpeg)
記号みたいなのが、どこにどれだけあるかを調査した図。
現地で石をよくみると、こういう記号みたいな目印をたくさん見かけます。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/9F57A0C9-951E-4145-A1E3-9544A056F7D4-768x1024.jpeg)
担当した石工が目印を記したものだそうです。
上の写真にも柱のベースが写っていますが、私好みの彫刻はこちら。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/8DA79EF9-FEE5-4325-8812-D44C2978FF6D-1024x576.jpeg)
変なところから手足がにょきっと出ています。
別の角度から
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/D8154573-B6D2-4C3C-88D0-0FDFBAF75093-1024x837.jpeg)
さらに別の角度。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/FB679D3B-EBF0-414F-BCB0-3290ECA62FFA-1024x576.jpeg)
そして、私が一番気に入った彫刻は、こちら。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/0619A168-8706-45E5-B69D-AA2F8B26EA21-1024x575.jpeg)
会長の奥様によると、摩滅が少なくて新しい彫刻と思う人が多いけれど、これも12世紀の彫刻なんだそうです。
別の角度から。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/3A80EEFF-AABE-4A3E-BFE6-BE3BF7F9CCB1-1024x576.jpeg)
さらに別の角度から。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/131A83D8-03F5-4DA8-B629-5B9B8598FD77-1024x576.jpeg)
象🐘ですぞう。
この彫刻を見ながら、姉にグールドン(Gourdon)に象のフレスコ画があることを話しました。すると建築家さんや奥様が、他にどのロマネスク聖堂を見たのか、これからどこを見る予定なのか興味をお持ちになったので私の旅の地図リストをお見せすることに。
建築家さんや奥様と、わいわいと、ここも良いですよね、なんて盛り上がりました。(ちなみに、姉によると、会長さんは私の背後から私の地図リストを見て、汗を拭くジェスチャーをしていたそうです。短期間でいっぱい予定を詰め込んでますからねえ。。。)
奥様のイチ押しはアンジー=ル=デュック(Anzy-le-Duc)で、シャリリュー(Charlieu)も素晴らしいんですよ、とのこと。
実は、当初の私の旅程では Charlieu は訪問予定地に入れてなかったんです。でも、このとき、私の脳に Charlieu が強く刻まれました。これが後に、私の心を揺さぶって失敗につながるんですが、それはまた、後のお話。
楽しい時間はあっという間に過ぎて、すっかり長くなってしまった見学。ようやく終わったのは17時半でした。
会長、奥様、建築家さんにお礼を言って、お別れです。
さて、今夜からお世話になるAirbnbにチェックインするため、南に37km、車で37分の道のりを移動しました。
農家とは知っていましたが、ここまで田舎とは思わなかった。
道がだんだん細くなって、ついに舗装道路でなくなり、グーグルマップのナビに従って勇気を振り絞って狭い農道を進み、これかも知れない、という建物にたどり着きました。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/EAC7E1A4-A366-4715-824E-97D8476CCA46-1024x768.jpeg)
おじさんが居たので英語でAirbnbですか?と訪ねると、すっごい笑顔と大きな身振りで「そうです!ロールのパパです!ロベールです!ようこそ!」とフランス語で答えてくれました。
ああ、このノリ、イタリアの父に似てる。。。
予め、Airbnbのホストとして登録されているロールから、オンライン上の手続きは自分がやるけど、物件はお父さんの持ち物で現地で直接コンタクトするのはお父さんだ、と聞いていました。お父さんは英語が話せないから、もし困ったときはロールが電話やオンラインで英語に通訳してくれるとも。
でも、お父さんは私の下手なフランス語やハッキリと話す英語を理解してくれた様子だったし、お父さんのフランス語は、分かり易く話してくれたので最低限は聞き取ることができました。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/07A0293B-2E10-4486-8390-77AC6DBAE433-300x225.jpeg)
ダイニングキッチン、風呂、トイレ、寝室二つに庭、家庭菜園、納屋と鶏小屋がついて6泊総額€266.66。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2019/02/266A8641-3DA1-4CDC-AEA3-AE9A6497FDBA-e1550037780649-225x300.jpeg)
ロベールさんによると、滞在中、家庭菜園の野菜と産みたて卵は、どちらも食べ放題。その代わり、鳥小屋の扉の開け閉めをして欲しいとのことでした。朝起きたら開けて、夕方になったら閉めるんです。
実は、後で知って驚きましたが、夕方になって辺りが薄暗くなると、鶏って自分で小屋に帰るんですねえ。私はてっきり「とーとー」かなんか言いながら鶏を小屋に追い戻さないといけないと思っていました。
この夜は、ロベールさんが英語が通じる店を予約してくれたので、そこで姉と二人で夕食をとり、寝ました。
七日目(土)の訪問は四箇所。
30. グールドン(Gourdon)
31. モン=サン=ヴァンサン(Mont-Saint-Vincent)
32. サン=ロマン=ス=グルドン(Saint-Romain-sous-Gourdon)
33. ペレシー=レ=フォルジュ(Perrecy-les-Forges)
グーグルマップを編集して訪問番号を加えました。
![](https://emiliaromanica.com/wp-content/uploads/2018/12/30-33.png)
素晴らしい出会いに恵まれ、この日もとても良い一日でした。ロマネスク巡り、ばんざい。
・
・
・
・
・
emiliaさん☆はじめまして。
ブログを拝見させていただき、とても興味を惹かれご連絡させていただきました。
「趣味を副業に育て上げる」サイトの開発しています。
まだ事前登録募集の段階なのですが、 もし宜しければ、
emiliaさんに見ていただき、
ご意見を賜われないかと思っています。
ぜひぜひ☆無料仮登録☆のご検討よろしくお願いします☆
菅田さん、はじめまして。
ご訪問とコメントありがとうございます。
サイトを開発してらっしゃるんですね。
私の考えているところとは少し違うので登録は控えさせていただきますが、ますますのご発展をお祈りしています☆