トルネ(Tresnay)

2018年9月の旅行四日目、最初の目的地はTresnay。泊まったホテルから南に約45km、車で32分の道のりです。

ここでの目的はサン=レミ教会(Eglise Saint-Rémy)。

この教会は修道士によって造られた12世紀のロマネスク教会です。後世に少し改築されていますが、柱頭と持ち送りに私好みのロマネスク彫刻が残っているようなので旅程に組み入れました。

この教会は訪問の際、役場(mairie)で鍵を借りる必要があります。ネットで調べると、2018年9月現在のmairie の営業時間は以下でした。

月曜、14:00~17:30
水曜、9:00~12:30 と 13:00~17:00
木曜、14:00~17:30

実は当初、この教会は旅行四日目(水)の午後に訪問するつもりだったんです。

6月に、私の訪問予定日に教会が開いているか、開いているなら何時から何時までかをmairie に問い合わせたとき、こんな風に回答がありました。「Le mercredi 12 septembre je suis en mairie de 9h à 17h30, vous pourrez visiter l’église et prendre les clés pendant ce créneau horaire.(その日は私が役場に居ますので、9:00~17:30の間なら鍵を取って教会をご訪問いただけます)」

すっかり安心して午後に行くつもりでいたところ、訪問前日にメールが来ました。「Suite à un souci je serai présente en mairie de 9h à 12h si vous voulez venir chercher les cles de l eglise.(教会の鍵のためにいらっしゃるなら私は9:00~12:00に役場に居ます)」ありゃりゃ、それじゃ午前中に行かなきゃだわ、ということで訪問の順番を繰り上げて最初にこちらを訪問することにしたんです。

こちらの教会ご訪問の際は mairie に事前連絡をオススメします。

9時頃、村に到着。

教会の後陣の手前にある植え込みを熱心に手入れしている男性が右に写っています。そして左に写っている灰色の車の向こうの建物には「mairie」と書いてあります。

mairie の前に車を停め、鍵を借りるために建物に入りました。オフィスにはカーリーヘアのちゃきちゃきとした女性が一人。元気よく早口で対応してくださり、鍵束を持って一緒に教会の南扉口に行きました。

南扉口から mairie を振り返ってパシャリ。

花のプランターに Mairie de Tresnay (トルネの役場)と手書きしてあるんです。持ち物にしっかり名前を書くの大事です(^^)。mairie のまわりに花が溢れているのは、きっと mairie が良い仕事してるからなんですねえ。

女性は沢山の鍵を次々と試しますが、開きません。「同僚に話してみる」と言って歩き出し、植え込みを手入れしていた男性に相談。男性は笑顔で鍵を見ると、穏やかに「この鍵は違うねえ」と言ってオフィスに行き、別の鍵を持ってきて要領よく開けてくれました。

教会内の電気をつけると、お二人は「終わったら教えてください」と言ってそれぞれの持ち場に帰っていかれました。

扉を入ってすぐの部屋。

教会はラテン十字の一廊式。ドアの向こうに見える椅子は南翼廊部分です。

南翼廊から交差部ごしに身廊方向を見ます。

交差部から身廊方向を。

上の写真で、交差部の上部にこちらを見下ろす彫刻があるのが分かりますか?

交差部の天井を見上げます。

ほら、四隅に何かいるでしょ。

こんなのとか

これとか

こんなのとか

こんなのがいました。

ゆるくて愛らしい。

交差部から西のファサード(façade)方向を見るとこうです。

身廊を西に進んで振り返り、祭壇を見るとこうです。

ふと右(南)を見ると、聖水盤がありました。

近寄って見ると

かわいいじゃあないの。ロマネスクと関係ないけど。

ロマネスクに話を戻します。

交差部と内陣の間に、柱頭彫刻があります。

はっぱを吐いてる人がいます。

印象的なので別角度から。花が咲いています。

最後にこちら。

角度を変えて。

イサクの犠牲(旧約聖書の創世記22章)の場面かなと思います。何とも言えない、真面目なんだけど緊張がほぐれちゃう感じが好きです。

この教会は、内部だけじゃなく外部も楽しいんです。

まずは、façade。

なんとも素朴です。花が置いてあるのが嬉しい。

さらに、このfaçadeの周りの風景が愛らしい。façade を背にして西方向を見るとこう。

façade を背にして北方向を見るとこう。

教会の建物が影を落とし、花々が溢れていて心が落ち着く佇まいです。

さらに、教会の東側に行くと、後陣の持ち送りも大変良いです。

模様だけじゃなく

人もいて

動物もいます。

動物スペシャル。

見学を終え、植え込みで男性、オフィスで女性、それぞれに挨拶しました。

出発する車から振り返ると、植え込みで男性が黙々と作業を続けていました。

Tresnay の Eglise Saint-Rémy、村人から大切にされているロマネスク教会です。

 

 

 

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