グロピナのサン・ピエトロ教会(Pieve di San Pietro a Gropina)続きです。柱頭をみます。
前回ご紹介したプランの画像を私が編集して、柱頭に青字で番号を振りました。ダブルクリックで拡大できます。
まず、北側の列(1~7)の柱頭から。
次に、南側の列(8~14)の柱頭。
聖堂内の柱頭は特徴が異なるので、恐らく複数の職人の手による彫刻です。いずれも見る人の心をとらえて離さない力強さを持っていますが、14の子豚に乳をやる母豚の彫刻は突出しています。並ぶ子豚の造形美、たまりませんよね。
柱頭に夢中になっていると、雷鳴がとどろきました。アッという間に土砂降りになったので、夫に「じゃ行こっか」と言いながら荷物をまとめますが、
あああああ!私、まだ、後陣を見てない!!
ざあざあ降りの中、 私ばかよね~と思いながらも、ひとりで教会の裏まで行って後陣を見上げたんです。土砂降りでも教会の後姿きれいでしたわ。でも、さすがに写真はあきらめたんで、写真は夫が撮ってくれたものを載せます。
グロピナのサン・ピエトロ教会(Pieve di San Pietro a Gropina)、トスカーナ・ロマネスクの傑作です。
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