2023年8月27日(日)、最初に訪れたのは Brugora。Chiesa dei Santi Pietro e Paolo です。
ここは、西扉口が良いです。素敵な彫刻があります。
教会は閉まっていました。私は教会の中に入りませんでした。
1. Brugora へ
私は Airbnb から南西に約30km、45分ほど運転して、静かな村に着きました。
9:45頃のことです。
2. 概要
教会の外に案内掲示がありました。私が一部を抜粋して太字で和訳します。
ピエトロ・エ・パオロ教会とベネディクト会修道院(11世紀)
1102年にカザーティ(Casati)家によって建てられたこの修道院は、1480年から1520年の間に最盛期を迎えたベネディクト会の女子修道院であった。
ロマネスク様式の教会は後に改築された。
内部には、17世紀に描かれた貴重なフレスコ画や18世紀に描かれた他のフレスコ画がある。
内部はかなり改築されています。
3. 外観
西扉口をみます。
ジャカ・ブック(Jaca Book)PATRIMONIO ARTISTICO ITALIANO『LOMBARDIA ROMANICA VOL II』によると、この扉口は、16世紀に行われた改築の後に再び組み立てられたと考えられています。
外側の飾り迫縁(かざりせりぶち)は、ところどころに彫刻のない迫石が使われているし、ドラゴンが描かれた石はアーチから飛び出して置かれています。
彫刻が、とても素敵です。
外側の飾り迫縁は、左から順に、オオカミ(またはイヌ)、ウサギ、角笛奏者、神の子羊、シカ、イノシシ、だと思います。
内側の飾り迫縁は、ブドウや鳥たちが描かれていて、美しいです。
外側の飾り迫縁を支える石には、たぶん福音書記者の象徴が描かれていると思います。
有翼の人(聖マタイ)。膝の曲げかたや、空中にある両足が、なんとも、、、
こちらは、ニンブスが見えないのですが、有翼の牛(聖ルカ)かもしれません。
鷲(聖ヨハネ)。キリッとした眼差しで、高貴な印象です。
有翼のライオン(聖マルコ)。もしかして、舌を出している?
Chiesa dei Santi Pietro e Paolo。西扉口が良いです。素敵な彫刻があります。
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